2005 年12 月26 日
年の瀬
今年も残すところあと数日となりました。この冬は本当によく雪が降ります。12月にこれだけ積雪があるのは約20年ぶりとのこと。このため交通状況が悪く商品の配送にも支障が出ています。
しかし、気温が低いことは酒造りには有利に働きます。
お酒を仕込むには酒母に蒸した米・米麹・水を加えますが、一度に全量を加えずに3回に分けて加えます。これを3段仕込と呼びますが、3回目の仕込(留添え)温度は吟醸仕込みの場合5〜6度の低い温度を目標とします。これは蒸した米の過度の溶解を防ぐためです。
蔵人達は震えるような寒さの中、あるいは40℃を超える暑い麹室での作業などを黙々とこなします。
寒い日は純米酒の熱燗が恋しくなります。
お酒は楽しく適量を。(徳)
投稿者:天狗舞at 18 :49| 酒蔵日記