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2006 年01 月20 日

大寒

大寒とは冷気が極まって、もっとも寒さがつのる頃とされますが、ここ石川も暦どおりの寒い日となりました。当地は気温が氷点下になる日はこれまで余りありませんでしたが、この冬は違います。
先週中頃まで多く残っていた雪も雨と暖かい日が3日ほど続いたため蔵の周辺では田畑や日陰に少し残る程度まで解けました。
蔵では仕込みの作業が続きますが、12月に仕込んだ大吟醸のもろみも30日を過ぎ、搾る日が近づくにつれ、酒袋や槽(ふね・在来型の搾り機)の手入れに力が入ります。特に酒袋の手入れは十二分過ぎるくらい丁寧に行わないと「袋香」という良くない香りがお酒に移ることがあります。もろみまで順調にいっても最後の工程で品質を落としてしまうことにならないよう注意を払います。
お酒を飲むときは「和らぎ水」も同量飲みましょう。(徳)

投稿者:天狗舞at 16 :00| 酒蔵日記