2006 年03 月21 日
春分
早いものでもう春分となりました。蔵ではこしき倒し(造りの最後の仕込みのための米を蒸し終わること)も終わり、ひと冬の労をねぎらう宴が催されました。いつになくほっとした笑顔が席上のあちらこちらで見ることが出来ました。
宴会の翌日には半数以上の蔵人も帰郷しました。あとは熟成したもろみを搾り、濾過や火入れ作業が残ります。もちろん使っていた道具なども丁寧に手入れを行います。
これまで毎朝湯気に包まれていた蔵の様子もこの秋まで見ることはありません。少し寂しさを覚える時期でもあります。
蔵の周辺ではようやく梅の花が咲き始めました。桜はまだまだです。
投稿者:天狗舞at 17 :45| 酒蔵日記