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2007 年10 月24 日

「洋遊会」英国雅楽公演(其の十一)・・・Burton Agnes Hall」10/12

私にとっては英国最終公演日です。他のメンバーは13日にBeverleyのワークショップ&演奏がありますが、私は明日13日早朝に帰路につきます。
今日はバートンアグネス村のバートンアグネスホールでの演奏です。・・・事前の情報が少なく、「行ってみて何をやるか決める」との事。
・・・・・出かける前に・・・・・先ずは早朝散歩から・・・(笑)
Beverleyの街の西側には、広大な森と放牧地が広がっています。
WEST WOOD



「WestWood」と呼ばれる広大な丘は、Beverley町民の共有地で、住民が馬や牛を自由に放牧しています。・・・早朝なのでまだ牛は居ませんが、私の後に散歩でここに来たN氏に聞いたら、牛が一塊となって放牧地に出てきたとの事でした。WestWoodの木は「この〜木、何の木・・・・・(by日立CM)」的な木の感じでした。
市街地に戻り、住宅街をしばらく歩くと・・・
Post



何の事は無いポストですが・・・この形、日本では見なくなったなぁ・・・・・。
さて、例の如く気さくな運ちゃんのバスが迎えに来て出発!
「Burton Agnes Hall」ってのは、旧貴族のお城ですが・・・・・チョットした謂れのある建物です。・・・怪談のお好きな方は、追記をご覧下さい・・・
Burton Agnes



3階建てのとても広いレンガ造りのお屋敷は、現在の家主「Susan Cunliffe-Lister」さんとご子息の「Simon」さんが実際に住まいしているそうですが、館内は一般に開放されています。伝統的な建造物を一般に開放することによって、多額の税金が免除される仕組みになっているようです。
Agnes Hall



3階は通しの広〜い部屋になっており。部屋の壁には数多くの絵画、壁掛けが掛けられ、中央の彫刻や素晴らしい家具に至るまで、多くの美術品で飾られています。
・・・・・
我々の雅楽公演ですが、お天気も何とか持ちそうなので、お屋敷をバックに外の正面で管弦・舞楽をする事にしました。・・・と言っても、舞台設営が大変です。当初、ブルーシートの上に地敷をとの発想でしたが、ブル−シートが小さすぎて・・・。結局、シートの周りに余った白布を敷き、その上に地敷を張り、高蘭を組んで完成!やや安定感には欠けますが、何とかなるでしょう。
演目は
「納曽利」「平調音取」「越天楽」の後に楽器紹介、「抜頭」「嘉辰」「蘭陵王」と盛りだくさんの内容で、近所の学校の児童や、家主のご友人、ご近所さん、観光客で50名くらいに披露致しました。
Burton Agnes Bugaku



この公演で、私の英国公演日程は終了。明日早朝に帰国の途につきます。

・・・以下「超魔界帝国のHP」より引用<(_ _)>・・・
 イギリス・ヨークシャー地方の小さな村には、バートン・アグネス・ホールってな、17世紀初めに建てられた、英国ジャコビアン様式の邸宅があるんですよ。17世紀当時、グリフィス家はこの村一番の名家でしてね、そこの3姉妹が、父のヘンリーからから莫大な遺産を譲られたんですよ。3人とも、この邸をヨークシャー一見事な建物にしようと張り切っていました。
 姉妹の中でも、一番末娘のアンは美人でね、乗馬が趣味で、毎朝愛馬に乗って森を駆け巡っていたそうなんですね。ある朝、いつもの様に彼女は森を散歩した後、アンが馬から降りて一休みしていると、彼女の前にジプシーの一団が現れ、前からアンに目をつけていた彼らは、彼女に襲い掛かったそうなんだ。彼らはアンの体を散々弄んだ後、彼女の頭を棍棒で殴りつけて逃げていった。何とかアンは、悲鳴を聞いて駆けつけてきた村人に助けられ、急いで邸に運び込まれたんですがね、当時の医術では、頭の傷は手の施し様がなかったんですねえ。
 自分の死を悟ったアンは、邸の完成を見ないうちに、死ぬ事を嘆き、1つ望みを叶えて欲しいと懇願した。それはね、「私が死んだら、首を切り取って、邸の壁の中に塗りこんで欲しい」ってな事だったんですよ。それを聞いた2人の姉は驚き、断ろうとしたら、アンは必死の形相になり、「願いを叶えてくれないなら、幽霊になって永遠にこの邸に取り憑く」って脅した後、彼女は息を引き取った。しかし、2人の姉はアンの恐ろしい頼みを実行する事は出来ず、そのままアンを墓地に埋葬したんですね。
 それからしばらく経った後、ある晩、突然邸の中で大きな物音がしたんですね。
この夜から、この建物は、毎晩の様にポルターガイスト現象に苛まれる事になったんですよ。最初のうちは、邸中のドアが閉じたり開いたりする音が聞こえるってな感じだったんですがね、やがて、大勢の人間が、廊下を走ったり、階段を上がり降りする音が聞こえる様になり、さらに恐ろしいうめき声が聞こえだした。恐れおののいた2人は、司祭を呼んで御祓いを頼んだが、効果は無かった。
 2人は、これらの現象は、アンの頼みを聞いてやらなかった所為だと思い、とうとう彼女の遺言を実行する事にしたんですね。そして、司祭立会いの元、アンの棺の蓋が開けられた。すると、棺の中のアンの頭は、胴体から離れ、まるで外に出たがっている様に足下まで転がっていたそうなんですよ。墓場が掘り返された形跡も無い事から、誰かの悪戯とも考えられない。ともかく、アンの邸を思う気持ちを理解した2人の姉は、ついにアンの頭を邸の壁の中に埋め込み、今度こそ成仏してくれる様に祈ったんですね。これで全てが収まる・・・と、誰もがそう思っていた。ところが、今更そんな事をしても、アンの恨みは鎮まるどころか、激しくなる一方だったんですよ、ええ。
 その後、アグネス・ホールは次々と住人が変わり、新しい住人が壁を掘ってアンの頭を動かそうとすると、必ず邸内に謎の人影が走ったり、勝手にドアが開閉する等の怪現象が起こり、結局、頭を元の場所に戻す事になったそうですよ。

投稿者:葉二(はふたつ)
at 22 :03| 雅楽はお好きですか? | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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