小正月
年が明けてからもう半月も経ったんですねぇ・・・。今朝は北陸の冬には珍しい快晴で一日が始まりました。正月15日は小正月として、本来今日までを松の内とします。正確には旧暦で行うのが正しいようですが・・・。
小正月の行事としては「左義長」が全国的に行われていると思いますが、当社でも毎年の今日左義長祭をご奉仕いたします。
左義長(Wikipediaより)
起源は諸説あるが、有力なものは平安時代の宮中行事に求めるもの。小正月(正月十五日)、平安時代の宮中で、清涼殿の東庭で青竹を束ねて立て毬杖三本を結び、その上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡いはやしながらこれを焼いたという行事があり、その年の吉凶などを占ったとされる。毬杖(ぎっちょう)三本を結ぶことから三毬杖(さぎちょう)と呼ばれた。 これが民間に伝わり、現在の形になったとされる。
山中温泉地区では、地区の左義長はお隣の医王寺境内で行われますが、成人の日が第2月曜になってからは開催日が移動しており、小正月の行事という意味合いが薄れつつあります。神社ではこの意味を以て正月15日は変えずにご奉仕します。
13日に地区の左義長があった為、今年のお焚き上げはかなり少なめでした。しかもお天気に恵まれ、正味一時間ほどで終了!残り灰は明日境内地の隅に運びますが、かなり少なくなりそうで有り難いです。
しかし、やっぱりいますねぇ・・・。お焚き上げに集められた中には・・・。重い紙袋の中に鏡餅が数個(お正月にお供えした餅は家族で頂いて下さい)。かなり厚みのある本が数冊(本や束ねられた紙は表から一枚づつ燃えますので、左義長の小さな火では燃え残ってしまいますし、お焚き上げすべきものじゃないです!)。今年もありました!○○○の鏡餅って店頭でパックで売られている小さなお鏡餅のカラ!(・・・餅であれば、解らないでもないですが「カラ」ですよ「カラ!」これは単なるプラゴミです!!)。
最近TVで、常識力の低下が日本の将来を脅かす・・・みたいな話をしてましたが・・・・・。
投稿者:葉二(はふたつ)
at 23 :24| 神社のお仕事
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◆コメント
このような風習はいつまでも残しておきたいものですね。
日本の都市では条例で居住地、それに準じる所では火を燃やしたり、焚き火は禁じられているため、都会などでは、一般可燃ゴミとして処分されているのでは??
日本人の意識が変わってきてますね・・・
投稿者: 天のり : at 2008 /01 /17 11 :45
◆コメント
好意的に考えれば餅のカラも正月らしい飾りが付いていてなんとなく普通には捨てられなかったのではないだろうか。
齢70の老親は約30年ぐらい前、前年の年賀状の束を持って行っていました。
炊き上げる側にしてみればさぞ迷惑だったろうが老親としては普通には捨てられなかったらしい。
ところでこういう行事、都会でも割りと健在。横浜市某所では正月から延々と焼いていた(15日いちにちではとても焼ききれないからか?)。千葉の知人も嬉々として「あわんとり」(千葉の言葉で「左義長」のこと。)に携わっている。
ただ意外に随分保守的な習俗を守っているある大阪の旧家の女性は「そういうのはもうやってないなあ」と。
しかしkan-nushi氏は随分いじめられっ子ですね…。ロイヤルがロングとははて?
投稿者: あわんとり : at 2008 /01 /17 21 :19
◆コメント
>天のり様
コメント有難うございます。
数年前のダイオキシン騒動で、左義長を中止した地域も多いのでは?
神社としても、ダイオキシンを多く発生するような原料を使う授与品は無くしたり、原料を変えたりと工夫を凝らしましたが・・・。焼納物を持って来られる方も、心がけて頂きませんと・・・・・。
>あわんとり様
コメント有難うございます。
年賀状はお持ちになる方は当方にもいます。これについてはバラバラにして一緒にお焚き上げしております。本来はそういうべき物ではないのですが、お持ち頂く方のお心のままに納めさせて頂いております。
「ロイヤルロング」については話せば長くなりますので・・・。
しかし、学生時代の知人が、所謂アラシであるという事を知ってか知らないでか書き込まれましたが、コメント頂いた方には現役の中高の教諭・教師が居る事が大変残念です。
アラシのコメントは本日削除させて頂きました。
投稿者: kan-nushi : URL at 2008 /01 /18 12 :10