2009 年05 月25 日
離村地区の残された社殿
なんか重々しいタイトルですが・・・。今朝は山中温泉の一番奥地、旧の真砂町まで行ってきました。この真砂地区は山中漆器の発祥の地とも言われ、かつては多くの人々が住んでいましたが、平成10年10月に住人は町を離れ、山中温泉地区や加賀市内などに転居しました。
この際、氏神「真砂神社」の御神体はうちの白山神社に遷座され、今でも旧の真砂地区の人が春秋の祭りに各地から集まります。
御神体は遷られましたが、当時数戸の住人では社殿の解体もままならず、放置されていました。
・・・しかしながら・・・旅の方がこの地を訪れた際に崩壊した拝殿を見て、市役所に「何とかしなさい!」と連絡をされたとか?・・・確かに事情の解っている我々はこの惨状を理解できますが、知らない方には?????の世界でしょうねぇ・・・。
・・・で、「真砂会」の方々が、崩壊社殿の整理を始める前にお祓いを!と言うわけで、この奥地に出掛けて来たわけです。
左右には3本の老杉が社殿を見下ろしており、神域である事を否応がなしに感じられる空間です。
社名は「真砂神社」ですが、参道には大正12年に建てられた「天照皇大神宮」の社号標があります。ご祭神は「天照皇大御神」で、この山中の奥地に何故皇室神がお祀りされたかは・・・・・ミステリーです。
投稿者:葉二(はふたつ)
at 22 :46| 神社のお仕事