2008 年5 月8 日
日中首脳会談と環境問題
気候変動問題や温暖化対策については協議されたようだが、黄砂問題・黄砂対策は協議された形跡がない。ここ数年来、春に雨が降ると、車が真っ白になった。
去年は夏になっても、晴れた日も、市内が白く煙ることが多くなった。
今年は、花粉と重なって、アレルギー症状がひどく出た人が多い。私も変な乾いた咳が続いた。空は春霞なんてしゃれたものではなく、もう晴れた日でも青空を見ることはない。
黄砂対策こそ、日本にとって重大な環境問題ではないか。
しかし、温暖化対策は日中相互の産業活動の調整や環境産業の育成・牽制につながるから真剣に協議されるが、黄砂対策は金を使うだけで産業活動のあり方に影響しないから真剣に協議されないようだ。
黄砂被害は本来、国家的に損失補償(国に責任がない場合)ないし損害賠償(国に責任がある場合)請求されるべき問題ではないのだろうか。