2019 年5 月20 日

海洋のプラごみ 生体への影響調査

本日の日経新聞朝刊から。

■東京大学 日本財団と海洋ごみの問題を研究するプロジェクトを始める。海に流れ出たプラスチックごみがどのように変化していくのかや生体への影響を調べる。2019年4月からの3年間で、日本財団から約3.5億円の支援を受ける。
プラスチックによる海洋汚染は深刻な環境問題となっており、19年6月に開かれる20か国地域(G20)首脳会議でも対策を議論する予定だ。
一方で、海洋中で細かく砕けたマイクロプラスチックやプラスチックについた汚染物質の生体への影響については、よく分かっていないことも多い。
(略)3年後に調査結果をまとめ、国内外での海洋ごみの削減や管理に向けた枠組みの策定に役立てる。

最近、海洋プラスチックごみ問題が度々新聞でも取り上げられている。てっきり、海洋プラごみの発生機序も危険性も科学的に明らかになってきたからだろうと思っていた。
しかし、3億5000万円もかけて3年もかけて3年後に発表して、まだその知見が新規で、かつ対策に十分に役立つということは、実は、海洋プラごみ問題が騒がれているが、その科学的機序や科学的危険性はいまだよく分かっていない未開分野というこか。

まだよく分かっていないが、海洋プラごみが海洋やそして人体に及ぼす影響は不可逆的で取り返しがつかないおそれがあるから、とにかく対策を講じようというのがこの問題らしい。環境法の予防原則の最たるものだ。法律屋は予防原則では動かないが、経済・社会は予防原則に忠実だ。実によき環境法履修者である。


投稿者:ゆかわat 08 :37 | ビジネス | コメント(0 )