特捜検事逮捕
21日、郵便料金不正事件で証拠品のフロッピーデスクのデータを改ざんしたとして前田恒彦大阪地検特捜部主任検事が証拠隠滅容疑で逮捕された。
フロッピーデスクのデータの最終更新日時を専用ソフトを使って改ざんしたという。検察に有利な証拠を、検察がいかに勝手に作り出すか、恐ろしい限りだ。
ところで、この「専用ソフト」というのは何か。タイムスタンプ変更ツールなどどうして検察庁が所持しているのか。常に検察はこうやってデータを改ざんしているということではないのか。
警察・検察とも捜索押収時にはパソコンその他をそのまま一斉に押収するから、国民にはデータを改ざんされたとしても、検証のしようがない。
今回、前田検事は、せっかく自らの描く構図に合致するように、証明書の最終更新日時を変更したのに、どうして証拠申請しなかったのか。前田検事はOSの日付は変更したものの、アプリケーションソフトの日付データと矛盾する結果となったため、使い物にならなかったからではないか。
本当の証拠偽造はもっと奥深いところにあるのではないか。検察から証拠申請された証拠群の中にも偽造証拠が含まれているはずだ。検察はそれを表に出すことはできないから、証拠申請しなかったものを出してお茶を濁しているのではないか。偽造したものは証拠申請していないかのような、自浄作用が働いているかのように装っているだけであろう。
前田検事は小沢・元民主党幹事長の政治資金規正法違反事件でも石川議員の調べを担当している。当然のことながら、その調書の信用性もこれでゼロになった。そもそもが小沢事件自体も、特捜検察の勝手に作り上げた事件ではないのか。今回の前田検事逮捕はそれを証明している。
今回の特捜検事の逮捕は、トカゲのしっぽ切りだ。民主党政権の下では、小沢代表は実現しなかったものの、下手をすると本当に特捜解体につながりかねないため、先手を打って、前田検事をスケープゴートにして幕引きを図ろうとしているのであろう。しかし、主任検事の一存で証拠隠滅できるはずがない。少なくとも検察の上層部を含めて組織的に行った証拠のねつ造ではないか。地検特捜部は直ちに解体すべきだ。
投稿者:ゆかわat 22 :36| ビジネス | コメント(0 )