2005 年11 月14 日
京都ー厳戒態勢
京都は、ようやく今、秋真っ盛りだ。でも、ブッシュ大統領が京都御所内の迎賓館に来るとあって、昨日から、市内各所に検問が設けられ、ものものしい雰囲気だ。今朝午前0時から京都御所は一般人の立ち入りが禁止され、各門には機動隊のバスとバリケードと機動隊員が立っている。青色の彩色に、窓に鉄格子の入った機動隊のバスも、先週から日に日に多く京都市内に来るようになり、今朝見ていただけでも、宮崎、鹿児島、筑邦、福岡と、九州各地からもぞくぞく集まってきている。
御池地下駐車場に入る車は、ほとんど全部検問を受けている。御所前の丸太町通りを東行きに行く車も、幌付トラックを中心に検問を受けている。
せっかくの観光シーズンなのに、観光業にとってはたまったものではない。特に今年は紅葉が遅れているだけに、今こそが観光シーズンである。中には京都御所内の見学の予約をしていた人たちもいたのではないのだろうか。そのような人たちに、警備の都合上立ち入り禁止が告げられたのは、一体何時なのだろう。国の外交の都合で、一般観光客はもちろんのこと、京都市内の観光業やタクシー業に大きな損失が出ていると思われるが、それらの補償はあるのだろうか。おそらくは、国の一方的な都合で会談場所を決定したのだろうが、このような「迷惑」を、外交とか、政治とかいう一方的な都合で、我慢を強いられるのはあまりに不当と言わざるを得ない。
それに警備の都合で考えても、こんな観光シーズンの最中に京都で重要な会議をやるのは、ばかげている。観光バスに観光客が多数いて、県外ナンバーの車は普段にもまして多いし、海外からの人間も多い。どんなテロリストでも観光客になりすますことができる。こんなばかげた国際会議の設定はないと言うべきだろう。
明日は、市内でも交通規制だ。
投稿者:ゆかわat 21 :46| 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )