2011 年02 月09 日
留学生不法就労学校ぐるみほう助容疑
昨夜たまたまTVニュースで、学校が刑事事件の被疑者になっているのを見た。なんだろうと思っていたが、今朝の新聞で分かった。デザイン専門学校の経営者と教職員が留学生の不法就労(資格外活動)の幇助で書類送検の方針が固められたとある。在留資格更新の際に、長時間のアルバイトで授業時間が不足しているのに出席日数を水増しした書類を入管に提出したのが資格外活動の幇助にあたるというのだ。なるほど。確かに形の上ではそうだろう。しかし、せっかく日本に勉強しに来ているのに、出席日数不足で単位不認定はかわいそうだから、学生から何とかしてくれと言われたら、何とかしたくなるのが人情だ。
しかし、これは文科省から何か言われるのなら分かるが、不法就労の幇助だと言われると、何となく違和感がある。とりわけこの学校が留学生の日本語学校だというのなら入管実務にも通じているからまだしも、デザイン専門学校の、しかも教職員が幇助と言われると、出席数が足りているという証明書を作成したことが資格外活動の幇助に該当するなどということを認識し得たのだろうか。
行政法を担当している私でさえ、後から言われたら「なるほど、それは当然だ。」と思うが、その時点で認識し得ただろうか。
投稿者:ゆかわat 22 :02| ビジネス | コメント(0 )