2011 年02 月09 日
答弁食い違い閣僚防戦一方
今朝の日経新聞から。「8日の衆院予算委員会の集中審議では、子ども手当など民主党マニフェストの財源を巡り野党から集中砲火が浴びせられた。首相や閣僚は必死の防戦に回ったが、ちぐはぐな答弁が目立ち、閣内の足並みの乱れが浮き彫りとなった。」
相変わらずだ。閣僚の答弁がちぐはぐなのが問題ではない。閣僚の答弁がちぐはぐなのを問題だと言うのが問題なのだ。
各閣僚はその省(それは各省の背景にある利益集団の意向を踏まえた、その道の技術専門官僚の意向でもある)の意向を踏まえて意見を述べるのが当たり前だ。それを国会の審議を経て閣議決定して最終的に各省大臣が実行する。国会も内閣も、国民の諸利益を調整する場だから、委員会審議で各閣僚や首相の答弁が「ちぐはぐ」なのは当然だ。それをすりあわせる場なのだから。それを当然だと理解できないところに、マスメディアが依然として自民党時代から成長できていない、自民党寄り・民主党パッシング体質の現れがみてとれる。
投稿者:ゆかわat 22 :06| ビジネス | コメント(0 )