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2012 年02 月21 日

先端医療実用化早く 厚労省と20大学連携臨床研究を支援?

今朝の日経朝刊に「先端医療実用化早く 厚労省と20大学連携臨床研究を支援」の見出しの記事が載っていた。「医薬品の国際競争力を高めるため弱点とされる臨床研究を国が後押しする。先端的な研究や技術が医療の現場で実用化されるためには、臨床研究で安全性や有効性を証明し、国が審査・承認する必要がある。ただ革新的な技術は表が難しく、実用化に向けた研究開発が足踏みし、臨床研究の段階に進めない例も多いという。(略)優秀な技術は近く厚労省が公募。(略)国が承認の基準をつくる。審査機関の研究者を大学に派遣し、先端医療の知識を共有することで審査期間も短縮する方針。臨床研究強化のため13年度までに全国の15の病院を中核病院に指定し、国の承認に必要なデータを迅速に集められるようにする。(略)厚労省は12年度予算で、審査・承認基準づくりや中核病院の整備のほか、がんなどの個別研究の支援を含め、先進医療の早期実用化に127億円を投入する。」とある。 いかにも医薬品の国際競争力が低迷する原因が臨床研究の弱点にあるかのように書かれているが、最大の原因は厚労省の規制にあるのではないのか。しかも、先端医療の審査基準を国がつくるというが、先端医療の研究者でもない、単なる役人が何を偉そうに審査基準をつくって審査するというのか。審査機関の研究者を大学に派遣して先端の知識を共有するというが、医療現場に照らせば煩わしい限りだろうし、審査機関の研究者を受け入れて一体どんな研究のメリットがあるというのだろう。先端知識の役所によるただ取り以外の何者でもない。しかも、結局、12年度予算だけで127億円をとることが結論だ。厚労省の規制を効率的にし、無駄な規制を廃止するだけで日本の医薬品の国際競争力が高まるのではないか。私であれば、127億円の予算をつけてあげるのではなく、127億円予算を減らしたいところだ。その方がましなことに税金が使われるだろう。 それにしても相変わらずの日経新聞の提灯記事だ。厚労省の広報誌を、お金を出して読まされているのかと思うと、うんざりだ。

投稿者:ゆかわat 16 :04| ビジネス | コメント(0 )

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