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2012 年02 月25 日

国会は時代遅れ?

 今朝の日経の「大機小機」に「国会のビジネスモデル一新を」という記事が掲載されていた。正にそのとおりと思うので、引用したい。

「国会は何のためにあるのか。テレビ中継で審議を見た人の多くは、そんな疑問を抱くのではないか。クイズまがいの質問で失言を引き出そうとする野党議員。基本的な知識を欠き、まともに答弁できない閣僚。あまりの幼稚さに情けなくなる。(略)そもそも政府・与党の政策を野党がたたむだけという形の審議は時代に合わなくなっている。財政悪化や高齢化の加速を考えれば、どんな政策も痛みを伴わざるを得ない。難点を追及して事足れりの国会論戦では、つらくても必要な法案は一切通らなくなる。野党は必ず対案を出し、政府案と比べたプラス、マイナスを論じ合う。目の前の痛みだけでなく、何もしなかった場合の将来の痛みも合わせて論じるようにする。・・・」

 正にその通りだろう。とにかく野党は次の選挙で勝つことだけを考えて、政府・与党の足を引っぱっり、政府・与党は官僚の「正論」に太刀打ちできず、小手先で当面を取り繕う。そうして抜本的な手を何も打てずにいる間に、日本は、大地震を待つまでもなく沈没する。

 今の民主主義は大変危険なところに来ている。二院制・議院内閣制では何も決められないから、議会を廃止すべきだという声が出る寸前まで来ている。ヒトラー出現前夜だ。もっとも、幸いなことに、今の日本にはヒトラーはいないから国会廃止はないだろうが(もっとも、ヒトラーのような政治的指導者がいないことが日本の不幸なのかも知れない)。

投稿者:ゆかわat 21 :41| ビジネス | コメント(0 )

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