2018 年06 月28 日
知財仲裁機関東京に
今朝の日経朝刊に、特許侵害など国際的知財紛争を専門的に解決する仲裁機関が9月に開設される、1年以内の解決を目指す、裁判に比べて短期間で解決できることで企業の負担は軽くなるという。でも、本当かな。早く解決するためには、原告も被告も早い準備が必要となる。早い準備ができるのであれば、今だって早く解決する。特急の準備をさせるのであれば、弁護士に支払う費用はその分高くなる。
仲裁の早期解決のメリットは、控訴、上告が認められないから。今だって控訴しないのであれば早く解決できるだろう。
アメリカから特許裁判所の元長官を呼ぶという。人だけで解決するなら今でもそういう専門家を入れればいいんだし、そういう専門家を呼ぶのは当事者の費用負担になるから、結局、依頼者に跳ね返ってくる。
結局、早い解決というのは、高くて、まずいかもしれないということではないのか。
投稿者:ゆかわat 17 :54| ビジネス | コメント(0 )