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2007 年07 月08 日

大岩山不法投棄視察

名神高速道路の京都東ICと京都南ICの間に、産廃でできた通称岡田山がある。名神高速をはさんでその向かいには大岩山がある。
7日は、京都弁護士会公害対策・環境保全委員会廃棄物部会の一員として、岡田山・大岩山周辺の廃棄物不法投棄の現場を視察に行った。大岩山はその頂上に大岩神社があり、その参道にもなっている道路の脇に、連々と廃棄物が不法投棄されている。道路のカーブの外側に沿って不法投棄されているごみは、おそらくごみを山積みしたダンプカーを後ろ付してごみを下ろしたものだろう。かと思えば山の斜面に木々の下に捨てられているごみは、どう考えても人の手で放り投げたとは思えないからユンボか何かで捨てたものだろう。ブラウン管テレビや洗濯機、冷蔵庫等廃家電ばかりかと思っていたが、むしろ、冷蔵庫やTVに混じってソファーや、ぬいぐるみや、ゴミ袋に丁寧に入れられたペットボトルごみが多く捨てられていた。これはおそらく建物解体時に残置された家庭ゴミだろうから、建物解体ごみの一部だろう。

これらは、もとをただせば家庭系の不燃ゴミだし、廃家電を回収した業者や建物解体ごみを収集した業者が事業活動に伴って廃棄した事業系ごみだから(もっとも、TV、冷蔵庫、洗濯機の殻は廃プラスチックだから産業廃棄物に当たるが。)、その処理責任は京都市にある。不法投棄された場所が私道上であろうが、民有山林であろうが、はたまたこれを不法投棄した者が廃掃法違反で刑事処分に問われようが、それを理由に京都市が処理責任を免れるものではないと思われるのだが、いかがだろうか。

投稿者:ゆかわat 03 :28| 日記 | コメント(0 )

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