2008 年01 月31 日
1月の仕事
年が明けて、調停官の執務も終わり、ロースクールの授業も終わり、ようやくたまった仕事を片づけられると思っていたら、何のことはない、富山で民事再生申立を受けることになった。週に2度以上のペースで富山まで通う。そう言えば、東京にいたとき、会社更生申立や任意整理事件の手伝いをするために、よく静岡や東北に通ったことを思い出す。その日その日で新たな展開があり、それに柔軟に対応しなければならない。従業員であったり、取引先であったり、金融機関であったり、目の前にいる人たちのいろんな思い・思惑をぶつけられて、それに精一杯答えていく。自分を試されていることに、心地よい緊張を感じたりした。倒産の織りなす人間模様に自分がどうかかわれるのか。自分がかかわることで倒産に巻き込まれた人たちの顔が柔和になっていくのを見るときが、一番、弁護士としてうれしい瞬間だ。
投稿者:ゆかわat 21 :21| 日記 | コメント(0 )