2009 年04 月12 日
交通取締
今は春の交通安全週間だ。「交通安全週間」というのは、車両運転者からすると「取締強化月間」を意味する。そういうこともあって、京都市内各地でスピード違反の取締をしている。普通、スピード違反の取締というと、郊外の片側1車線の道路でスピードの出やすいところで行うものと思っていたが、京都市内ではそうではなく、町中の御池通や川端通りや烏丸通りといった片側2車線、3車線の道路で行っている。装置はステルスのもので、係官がこれはと思う車両に対して速度計測をしているから、レーダー探知機を積んでいても分からないことが多い。そして、スピード違反ということになると、突然、道端から警察官が2人、「止まれ」の旗を持って飛び出してくる。走行車両が当該車両1台だけであれば、運転手も警察も十分余裕を持って停止できるが、複数の走行車線に複数の車両が走っているときに突然警察官が飛び出してくるものだから、警察官も命がけであれば、車両運転者にとっても、警察官をはねないように必死だ。非常に危険な態様の取締だ。
それだけではない。町中だけあって、そんなにスピードが出せるわけもないし、複数の車両が併走するとどの車両がスピード違反をしているのか特定できないから、いきおい取締の対象になるのは、単車か、先頭を単独で走っている車両だけに限られる。車両の間を猛スピードで右や左に走り抜けていく車両や、複数台で競い合ってスピードを出している車両は、取締の対象にならない。
御池通では今朝も朝早くから取締をしていた。道もすいているからついスピードも出てしまう。でも、この交通状況からすると、70キロくらいで走っても危険はないのに、たまたま単独で走っていると60キロを過ぎたあたりでもつかまり、併走していると70以上出していてもつかまっていない。極めて不公平な取締だ。検挙された運転手も、折角の天気の良い週末を家族と一緒に出かけようとして気持ちよく安全に走っていたのに、と思うと、かわいそうでならない。
投稿者:ゆかわat 09 :14| ビジネス | コメント(0 )