ホルン吹きのひとりごと

最近のデザイン「パクリ」報道に触れるに付け、中学校の自分を思い出します。

美術の時間、真っ白な皿に自分のデザインを描いて焼き付ける、という授業がありました。しかし、なかなか良いデザインが思い浮かびませんでした。。。

そこで、家にあったティッシュペーパーの箱のデザインを「パクッて」皿にデザインを描いていたところ、、、美術の先生が教室内を巡回され、私のところでぱったりと足を止められ、

「デザインは、自分で考えましょうね！どこかにあるものを使っても、先生はすぐにわかりますから。。。」と、私に言うのではなく、クラスのみんなに向かって大きな声を発せられたのです。
私は、「びくっ」となって、手が止まりました！

とても恥ずかしい思いをして、そこから真剣に考えて作ったものが、写真の皿です。今でも大事に飾ってあるのです。。。

その先生は、お亡くなりになったと聞きましたが、この皿を見るたびに、先生のことを思い出すと同時に、自分のしようとしたことを、やんわりと諌めてくださったことに感謝しています。

先生は、出来上がった皿を見て、「いい感じになったじゃない！」と褒めて下さいました。

もう４０年近く前のことですが、昨日のことのように思い出されます。。。。