ホルン吹きのひとりごと

高一の息子である。JR駅前の駐輪場に置いておいた自転車が、夕方６時に帰ってきてみると見当たらないと、携帯からの連絡。


「鍵かけたんやろ？」

「かけたつもりやったけど、たぶんかけ忘れたと思う。」

「・・・・。それじゃ、プレゼントしたのと一緒や。ウイルスソフトを入れていないパソコンが感染したのと一緒。自己責任や！。」

「・・・・・・・」

ということで、駅まで迎えに行った折、いっしょに全部の駐輪場をくまなく探したが見つからなかった。

帰りに交番へ行き被害届を提出。
初めてだろう。人差し指にスタンプをつけて指紋押捺をしていた。

１万円弱の比較的安い自転車だったが、昨年の１１月末に買った後、大雪のせいで実質１０日間ぐらいしか学校まで行っていない自転車。
本人の落ち込みようはいかばかりかと思うが、いい授業料となった。

ちょっとそこまでといった、軽い気持ちで持っていくのかもしれないが、人のものを平気で盗むものの気が知れない！

早く見つかってほしいものだが、厳しいだろう。
社会の最低限のルールは守ってほしいものだ。

しかし、昨日の小嶋社長の訴訟会見といい、中川農水相の答弁といい、東横インの謝罪会見といい、ホリエモンの粉飾決算指示といい、世の中の大人たちのルール違反の連続に、子供たちはどう見ているのだろうか。

一番下の小学校１年の息子は、東横インの社長謝罪会見で笑っているのを見て、
「笑いながら謝ってもだめじゃないが？」と言っていたぞ。

「そのとおり！」