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2006年04月23日

タウンミーティング参加

今日は、富山市内で行われた国土交通大臣を交えてのタウンミーティングに参加することができた。

登壇者は、北側国土交通大臣、宮口早稲田大学院教授、白石東洋大教授の3人。

テーマは、「コンパクトなまちづくり−都市構造改革」ということで、まもなく開業するライトレールを抱える富山市にはふさわしい内容となった。(ここにも小泉改革か?)

しかし、相変わらずというか、一般からの発言者には、市議会議員からの道路整備の重要性そして中には陳情めいたものまで、と言ったありさま。

また、議論の内容も中心市街地の活性化策をどうするかなど、私が15年ほど前に都市計画で携わっていた時と、そう変わらないといった情けない状況であった。

逆にこの問題は、決して解決できないものではないかと、感じてしまうほど。

唯一目新しいものとしては、やはりLRTの利用方策であろう。それだけにこのライトレールの開業のインパクトは大きいものがあると思うが、やはりこの資産、そして既存の路面電車をどう発展させていくかが今後のまちづくりの鍵となるのではないか。

今日唯一共感できたのは、北側大臣の「もっと観光行政に力を入れて欲しい。そうすることによって、もっと自分の町を知ることの努力をすることにもなるし、自分の町をもっと魅力あるものにしようとする、結果としてお客さんも増え、活力のある都市になっていけるのではないか。」といった趣旨の発言だった。

いずれにしても縦割り行政の弊害の指摘もされるなど、まだまだシステム的には完成されていない国家であることを改めて思い知らされた1日であった。

コンパクトなまちづくりに大きく水を差しているのが、マンション等の耐震偽装問題ではなかろうか。これにより、中心市街地でのマンション生活を断念した人たちは、どれほどいるものか・・・。

投稿者:Hornat 23:32| 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

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