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2005年05月15日

新聞記者とは

読売新聞の記者がJRの記者会見場で不穏当な発言をし、世間からひんしゅくをかって降ろされた。当然のことであろう。
JRの体質を追求する記者会見で読売新聞の体質が問われた、笑い話のような出来事。ともに関西を代表する巨大企業である。

13日付けの読売新聞には大阪支社の社会部長の謝罪文が載っていたが、自社のHPには載せないようである。
新聞は、ほとんどがその日で見過ごされて終わるが、HPはしばらく残るからか。しかも、その日の社説はTBSの盗稿の非難。バランスが悪い。

新聞記者は、世の中の動きや事件・事故そして地域の情報など適時、的確に取材し報道することを使命としているのだ、と思っている。
しかし、この記者のように「正義」のつもりが大変な勘違いで「傲慢」になってしまった記者は他にもいるのではないかと思ってしまう。

私もかなり前だが、当時のサンケイ新聞へある依頼文を持って行ったとき、支局長と思われる人だろうが、面談もせず衝立の奥から大きな声で、「そこへ資料おいていってくれ」と怒鳴られ、呆れて帰ってきた記憶が鮮明に残っている。

もちろんそんな非常識な人はわずかで、大半の記者は使命感あふれる報道取材の日々を送っているのだと思うが。

ひとたび不祥事が起こると、それに関連する人々が皆同じように見えてしまう、という見方は間違っているとは思うが、どうしてもそうなってしまう。

読売新聞の社説にもあったが、自戒したいものだ。

投稿者:Hornat 00:02| 日記 | コメント(1) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

まったくの同感。JRの事故も含めて最近の新聞やテレビ各社の取材振りを見ていると、まったく無関係な私でさえも腹に据えかねる質問が目に付き、耳障りでもありました。
報道の自由を念仏のように唱えて、読者や視聴者が求めているからとか何とか言って、傲慢とも思えるような取材にはホトホト飽きてきた今日この頃です。
もう少し良識を働かせた取材を望みたいものです。

投稿者:やっさん: at 2005/05/15 09:09

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