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2012年8月2日

三國連太郎

 「怪優伝 三國連太郎 死ぬまで演じ続けること」という本を読んだ。
 そもそものきっかけは、東電OL殺人事件である。最近になってネパール人の受刑者が釈放された。そのニュースを聞いて、そういえば、この事件を調べて本にしていた人がいたことを思い出した。最近話題になった「木嶋佳苗」の事件について、「別海から来た女」という本も書いている。佐野真一氏である。
 本を買うのもお金がかかるので、市立図書館で借りられないかと調べてみたら、「東電OL殺人事件」の方は貸し出し中で、その代わり、「性の王国」と「怪優伝」が借りられそうだったので、予約したのだった。
 「性の王国」の方は、はっきり言ってあまりおもしろくなかった。コンドームの歴史が詳しく書かれていた。へえと思うことばかりだったが、あまり関心が持てなかった。
 「怪優伝 三國連太郎」の方は、なかなかおもしろかった。最近は、「釣り馬鹿」シリーズで、とぼけたおじいさんを演じているが、なかなかに演技力のある魅力的な俳優なのだ。そして、私生活では、いろいろなトラブルを抱えていたと聞いたことはあったが、詳しいことは、この本で初めて知った。生きるのがあまり器用ではない人なのだなあと思う。そして、それこそが俳優としての魅力なのではないかと思わされた。
 代表作を、今度レンタルで探してみようと思う。

投稿者:at Sushiat 19:32 | 日記 | コメント(0)

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