2012年12月28日
芥川龍之介の小説
PDFの設定を試すためにコピーしたファイルで、芥川龍之介の小説を読む。
「アグニの神」「藪の中」「鼻」「芋がゆ」を読む。
まだ、今の形の文書では読みにくいので、修正が必要だが、だいたいどうすればよいかがわかった。改めて形式を変えてPDF化する。
ところで、「アグニの神」は初めて読んだ。不思議な話だが、冒険小説的で楽しめる。
「藪の中」は、慣用句にもなった物語で、何度か読んだことがある。おのおのの語る事件の話が食い違い、何が真実かわからない中に、真実らしきものがほの見えるところがこの小説の魅力だ。
「芋がゆ」は、改めて読んでみて、以前読んだときと感じ方が違うことに驚いた。主人公の貧乏貴族を一番辛辣にいじめたのは、下役になる敦賀の国の若者ではないかという気がしてきた。貴族の世の中から武士の世の中に変わりつつある頃の、地方の隆盛の物語と思っていたが、人の心を深く傷つけるものは、ふざけ心の入った親切心かもしれない。そんな心の問題を扱った小説なのだろうということに気づかされた。
この調子で、「夜明け前」とか「レ・ミゼラブル」など、ものすごく長い物語もPDF化してみよう。
「アグニの神」「藪の中」「鼻」「芋がゆ」を読む。
まだ、今の形の文書では読みにくいので、修正が必要だが、だいたいどうすればよいかがわかった。改めて形式を変えてPDF化する。
ところで、「アグニの神」は初めて読んだ。不思議な話だが、冒険小説的で楽しめる。
「藪の中」は、慣用句にもなった物語で、何度か読んだことがある。おのおのの語る事件の話が食い違い、何が真実かわからない中に、真実らしきものがほの見えるところがこの小説の魅力だ。
「芋がゆ」は、改めて読んでみて、以前読んだときと感じ方が違うことに驚いた。主人公の貧乏貴族を一番辛辣にいじめたのは、下役になる敦賀の国の若者ではないかという気がしてきた。貴族の世の中から武士の世の中に変わりつつある頃の、地方の隆盛の物語と思っていたが、人の心を深く傷つけるものは、ふざけ心の入った親切心かもしれない。そんな心の問題を扱った小説なのだろうということに気づかされた。
この調子で、「夜明け前」とか「レ・ミゼラブル」など、ものすごく長い物語もPDF化してみよう。
投稿者:at Sushiat 14:16| 日記 | コメント(0)