2023年06月15日
「シニア右翼」を読んだ
副題に「日本の中高年はなぜ右傾化するのか」とある。ヘイトクライムの問題など、憂慮すべきことだなと思うことが多く、若者の保守的な態度をニュースなどで目にして、困ったことだなと思っていたのだが、実は右傾化しているのは、主として中高年であるということが述べられている。
著者が、自分は、ずっと右翼の方で論陣を張ってきたと語りつつ、そうした歩みに疑問を感じているらしいことがこの本を書いたことにつながったらしい。この本で右翼からの攻撃の対象とされている朝日新聞の愛読者としては、引きつけられるものがあった。
それにしても、驚かされたのは、著者の知識の広さである。自分が論陣を張ってきた右派の著書についてはもちろんのこと、左派の著書もきちんと読みこなしておられることが分かる。この、きちんと本を読むということが、何に付け論争をするときには欠かせないことだと思う。
その上で、なぜこんなことになったのかという原因の追究の部分で、さらに驚かされた。著者が、広く深く問題を捉えようとしていることである。日本会議とか自民党○○会とかのことについて、初めて知ることが多く。教えられた。残念だったのは、富山出身の自民党政治家の名前が挙がったことである。私はすっかり忘れていたが、びっくり仰天の発言をして話題になったことがあった。私の選挙区ではないが、すでに引退した政治家だが、県民として恥ずかしく思う。
さて、著者が述べている未来への希望は、明るい方向に展開するのだろうか。責任を感じる。
投稿者:at Sushiat 22:02| 日記