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2022年01月04日

「すべてのことはメッセージ 小説ユーミン」を読んだ

 タイヤ交換に行った自動車屋さんで、ふと目にした新聞の書評でこの本のことを知り、無性に読みたくなって買ってしまった。
 松任谷由実の伝記小説である。書いているのが、山内マリコ。富山が生んだ小説家である。もともとユーミンの曲が大好きなことと、その取り合わせの不思議さに引きつけられて手に取り、一気に読み終えてしまった。
 小説ということになっているが、まだ生きて活躍しているビッグネームの話だから、しかも、本の表紙に、松任谷由実の推薦文が載っているのだから、ほぼ実話と思っていいのだろうと思って読んだ。面白かった。時々、ユーミンの歌詞を引用した言葉が使われる。作者も、ユーミンに引きつけられたファンなんだろうな。
 小説では、幼少の頃から、デビューアルバム「ひこうき雲」の完成までが描かれる。「セシルの週末」に出てくるパパとママの雰囲気が伝わってきたり、「ひこうき雲」のきっかけになった同級生のことが描かれていたり、実に興味深かった。
 それにしても、ユーミンの曲は、とんでもないハイソな世界の人々の紡いだ作品世界だったんだなと思わされた。そして、50年、活躍し続けている彼女は、本当に希有な才能だ。

投稿者:at Sushiat 22:24| 日記