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2022年09月17日

「コンピュータが仕事を奪う」を読んだ

 新井紀子さんの本、4冊目である。図書館で借りた本は、もう1冊ある。
 AIプロジェクトに取り組む前に書かれた本で、AIプロジェクトに取り組もうとする発端になった思いが書かれた本と言えそうである。
 コンピュータってどんなものか、AIって何なのか、何冊かこうした本を読んできて、分かったような気がする。そして、この本が書かれて10年あまりの間に、確実にAIの技術が上がっていることを知らされる。とともに、限界があることも分かる。グーグルがやっていること、最近ようやく自分が分かったことを、こんなにずっと前に分かっていた人がいたのかと、感心させられた。
 さて、仕事という世界から、リタイヤしようとしている自分だが、これから確実にやってくる人間がコンピュータの下働きをする社会、頑張って働かなきゃいけない人たちは、大変だな。
 日本の教育のあり方についての問題提起もある。確かにそうだなと思うと共に、むしろ問題は深刻さの度合いを強めているように思う。
 今、知的障害児の学級で仕事をしていて思う。口の達者な子供が、けんかの時に、屁理屈にもならない間違ったことを、大声で堂々と主張すると、けんか相手は、顔に「?」を浮かべながら、何も言えなくなってしまうのだ。間違いを理解しないって強い。でも、けんかには強くても、生きて行くには困るだろうな。
 「AIに負けない子供を育てる」でも、新井さんが語っているが、オーソドックスなせっせと書き写すような学習が、本当に(本当はではなく)大事なのだろう。「なぜ?どうして?」に丁寧に答えてあげること、時には、「なぜだと思う?」と問い返して、考えさせることが本当に大切なのだろう。近年、小学校算数で、「どんな計算だろう」と四則計算のどれを使って計算したらよいかを考えさせる単元が教科書に載っている。文章題だから、子供にはすこぶる不人気である。でも、こういう学習が必要なのだ。
 ところで、この本の終わり近くに、面白い記事があった。「与えられた時間内にどうしてもクリアしなければならないとき、あなたは、数独か、クロスワードパズルか、どちらを選ぶか」というアンケートを取ったというのだ。我が家では、新聞の土曜版に載っているクイズ、私がクロスワードパズルをして、家内が数独をするのが恒例になっている。この質問、私は、クロスワードパズルを選ぶだろう。しかし、新井さんの周囲の人は、100%数独だという。確実に答えを導き出せるからだという。今度、数独にチャレンジしてみよう。食わず嫌いなのか、本当に自分に合っていないのか、実は、チャレンジしたことがないのだ。

投稿者:at Sushiat 21:29| 日記