2008 年2 月24 日
薬膳教室(2)鶏ガラスープのチカラ
今日はハートハウスさんで開催されている薬膳レシピ教室の2回目です。今日のメインは、ひと手間かけて、鶏ガラ3羽ぶんを3時間かけて煮込んだ薬膳スープです。薬膳で使われるスープの基本はすべてこの「命」が吹き込まれたスープをベースに作ると、より滋養効果が高まるのです。
チキンコンソメで作るのとはまるで違う滋味あふれる味、そして栄養は食べてみると納得ですヨ。
コトコト、コトコト、、鶏ガラを鍋で煮込むこと3時間.
濁らないようにするには、なるべく沸騰させないように。
ネギとしょうがはアク取りと臭み抜きで使います。
このスープをベースに白きくらげ、ゆりね、卵、紅花をいれて作った「薬膳スープ」(白ゴマ風味)
皆さんに「美味しい〜」と喜んでいただけました。
鶏ガラからうまみの脂も出て、色の対比もきれいです。
「白きくらげとゆりねのスープ(紅花入り)」
ほか、本日のメニューは「金針菜(きんしんさい)の春巻き」
(リラックス効果)
「なつめと松の実、はとむぎのおかゆ」
(美肌効果)
金針菜は意外と知られていない薬膳食材ですが、ゆりの花のつぼみを乾燥させた食材です。ミネラルにとても富み、鉄分はほうれんそうの20倍と言われます。また、セロトニンなどの精神安定物質を含み、中国では不眠のときにこの金針菜をよく食べるとか。煮物や炒めものにもよく合うくせのない味です。
食後のデザートは、杏仁粉で作った「杏仁豆腐」。分量の牛乳の半分を生クリームにしてみたので、こくのある仕上がりでした。
女性はやっぱりスイーツに弱いのよね〜。
「美味しくってカラダに良い」って嬉しいこと!
はとむぎはイボを取る漢方として有名です。美肌効果に優れ、アミノ酸も豊富に含みます。
下ゆでしてご飯に炊き込めば、固い実もやわらかに。