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2013年09月09日

今から、就職される方へーーーー 昔の若者より

今から、就職される方へーーーー 昔の若者より

最近、新しいビジネスモデルの言葉が、流行しているように思いますが、戦後復興の時代、小生が就職した1968年頃、ほとんどの中小企業は、製造業は、「徒弟制度」、商業は、「番頭制度」の気風が色濃いでした。

現在、従来型ビジネスモデルと言われているものは、戦中、戦後、生れの世代が、手探りで構築したモデルが、ほとんどと思います。そして、戦後の日本経済の目覚しい発展を具現化した時代に、働けた事は幸せに思います。そのような年齢から言わせて頂きますと、条件はちがいますが、時代の変革期に遭遇されている事は、同じように思います。

このような時期の心構えとしては、まず、各自の進みたい業界に就職することです。そして、二年間、黙って、良く働き、会社、業界の有り様を熟知することです。そうすれば、周りの信用も出来ますから、改善点、その他、色々な意見も話せるようになり、何が、自分の天職とすべきか、漠然と読めてくると思います。小生の場合は、「企画」でした。

今の若い人には、企画は、別に、珍しい事では有りませんが、その当時、そのような部門も、担当者も有りませんでした。それほど、新しく、それなら、お前やれと、一部屋を与えられ、一人、その部屋で、企画開発室と名札を付けました。それから、半日は、ファッションの歴史、等、図書館で勉強、半日は、部屋で勉強、必要があれば、出張等して、10年後には、十五人位の所帯になっていました。

このような経験から申しますと、学業は、考察の基本となりますが、仕事を構成する知識は、会社で仕事をしながら必要な勉強をするのが良いと思います。そして、現在、必要とされるが、存在しない仕事への挑戦をする事が、ーーー、最近、言われているビジネスモデルへの成功に繋がるように思います。

これから、就職される若い人に、ご参考になればと書きました。

投稿者:孜at 09:14| 日記