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2007年11月19日

α-Perと重なった?ホームズ彗星

今朝は今季初降雪だったが午前中には日が差し始め、午後からは快晴。
夕方。上弦を過ぎた月が空を明るくしており、注意深くα-Per付近を肉眼で見るが彗星の姿が判然としない。
#間違いなくα星アルゲニブの近くなんだが..
そうこうするうちに、西からは薄雲が張り出し始めていた。
「これは、いかん!」慌てて*istDS2を取り出し、三脚固定撮影
↓ペルセウス座付近−1
Per4107uxv
↓同−2
Per4110ux
↓同、文字、星座線入り
Per4111uxt
↓後で、撮影画像のα-Per付近を拡大トリミングしてみると..
17p4107mv
★どうやら彗星の一部がα星アルゲニブに覆い被さって重なっているようだ。

投稿者:龍吉at 12:38 | 彗星・流星 | コメント(0) | トラックバック(0)

大きさ比べ(ホームズ彗星vs月)

月が戻って来て、彗星観察がしづらくなりつつあります。
これを逆手にとって?月とホームズ彗星の(見かけの)大きさ比べをしてみました。
同じ望遠鏡(105EDHF)を使って月面と彗星を別々に撮影し、合成しました。
17p3544c6e1116lunax
月とほぼ同じか、やや大きく膨らんでいるのが分かると思います。
既に地球から1.6天文単位(つまり地球−太陽間の1.6倍)以上離れているにもかかわらず、見かけ上は月ほどの大きさになっている、というわけです。
見かけ上、月と太陽はほぼ同じ大きさ(角度にして約30分=0.5度)です。
ということは、太陽よりも1.6倍以上離れているにもかかわらず、太陽並みに見える=実際には太陽よりも大きく膨らんでいる(太陽の約1.6倍)ということになります。
ホームズ彗星は前回の接近でもバーストを起こしたそうですが、今回の40万倍急増光バーストは、まさに異常バーストだったと言えそうです。
【データ】
2007年11月17日19時頃(月面撮影)/24時過ぎ(彗星撮影)
ペンタックス105EDHF屈折直焦点(fl=700mm)
EOS20D(ISO200=月面、ISO1600=彗星、RAW)
1/125秒×4枚加算平均=月面/60秒〜90秒露光×9枚加算平均=彗星
EM-10赤道儀ノータッチガイド
本記事は「天体写真P」(http://blog.livedoor.jp/astro_web/)、天文現象テーマ(無期限)17P/Holmes彗星(http://blog.livedoor.jp/astro_web/archives/51254505.html)などへTBしました。

投稿者:Ken28at 06:55 | 彗星・流星 | コメント(0) | トラックバック(0)

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