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2017年9月8日

大型フレア発生前の2673黒点

9/6,太陽黒点2673群で大型フレアが発生した。そして報道によると本日9/8午前、このフレアに伴う太陽プラズマが地球に到達しているという。磁気嵐などの影響が懸念される一方で、国内で低緯度オーロラが見られる可能性も出てきた。北の空が何時になく赤く染まるという。緯度が高い北海道地方などでは比較的よく見られるらしいが、さらに緯度の低い地方でも可能性があるらしい。
あいにく6,7日は雨天で太陽Ha画像を撮ることはできなかったが、フレア発生直前の9/5のHa画像を掲載する↓

(中央の黒点群は2674群)↑大規模フレアが発生したのは2674群の右下2673群の黒点↓黒点の周りが明るくなっている。
↓同部分を拡大したもの↓

2673群が東側に現れた頃は、大きな肉眼黒点2764群とは比べ物にならぬ位小さくポツンとあっただけだったが9/2,3頃より急速に発達した。
↓9/4の2763群付近↓

↓8/31の2763群付近↓未だ1つポツンとした黒点だった。

【低緯度オーロラの撮影について】
肉眼で観察可能かも知れないが、できれば広角レンズを付けたデジ一眼カメラを北方向に向けて撮影することをお勧めする。/日が沈んで空が暗くなり満月直後の月が東に顔を見せる前までがチャンスと思われる。ピントは無限大固定。ISO感度は(1600〜6400程度)/絞りは開放かひと絞り(F2〜F4)程度、カメラを三脚に固定し10〜60秒程度(撮影直後の背面液晶モニターが真っ白にならないようにする。RAWデータも残しておくとよい)
【データ】FireCapture v2.5 Settings/Profile=Sun
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Telescope=LUNT60THa/Camera=ASI178MM/Filter=L/Filename=2017-09-05-0419_8-L.avi
Date=170905/Start(UT)=041946.521/Mid(UT)=041951.521/End(UT)=041956.522
Duration=10.001s/FramesCaptured=279/Binning=no/ROI=3096x2080
FPS (avg.)=27/Shutter=0.500ms/Gain=250(49%)/Gamma=80
Brightness=1/USBTraffic=100/Histogramm(min)=0/Histogramm(max)=188
Histogramm=73%/Limit=10Seconds/SensorTemperature=41.9°C
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投稿者:龍吉at 19:01 | 太陽系・月 | コメント(0)

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