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2020年12月29日

2020(子)を振り返る>9,10月

10月上旬(正確には10/6)この夏から接近中の火星が地球最接近を迎えた。
(>以下、今年の火星接近の概要については、↓このページ一番下へ書きます↓)
★★★【10月】の火星(抜粋)★★★
↓【12/27】UT1223−1230,×3ShotDerotation↓

↓UT1325↓

↓【10/26】UT1223−1230,×3ShotDerotation↓

↓UT1230↓

↓【10/20】UT1259-1305↓x3Derotation↓

↓UT1259↓

↓【10/19】UT1241−1244,×2Derotation↓

↓UT1241↓

↓【10/15】衝の日UT1336-1343DR↓

火星は外惑星でありながら地球との位置関係から
一部影になって見えない箇所が生じる。

衝の日の火星は地球−太陽とほぼ一直線上に並ぶ
ため満月と同じ状態=まん丸になっているのが
分かる。

※DR=Derotation
複数のショットを撮影していると自転で火星像に
ズレが生じるため、複数ショット中央値(時刻)に
統一して惑星像を合成する=自転によるズレを
抑えられる。
↓【10/11】UT1306↓

↓UT1330↓

↓【10/10】UT1432↓

↓UT1439↓

↓【10/5】UT1347↓

↓UT1532↓

↓【10/3】UT1451↓

↓UT1448↓

↓【10/1-2】UT1625↓

↓UT1533↓

↓UT1513↓

↓UT1423↓

2年前夏の大接近ではさらに地球との距離を縮めたが、その位置がさそり座〜いて座辺りで南空低く、さらにはいよいよ大接近という時になって火星表面に大砂嵐が発生し、精細な火星像を得られなかった。今回は秋たけなわの時期の接近でジェット気流の影響が懸念されたものの、夏の太平洋高気圧が秋に入っても衰えなかった(=残暑厳しかったが上空気流が落ち着いていた)のが幸いしたこと、南中時の火星高度がかなり高く上空大気の影響を受けにくかったこと、火星表面に大砂嵐が起きなかったことなどから、2年前の大接近よりも精細な火星像を得ることができた。
↓【追記】へ続きます↓
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投稿者:龍吉at 19:19 | 星空・星座 | コメント(0)