2022年をふりかえる9,10月↓※9月は「追記」へどうぞ
----------【10/12】アポタイザー試写 ----------
10/12は終日曇天で太陽観察不能 orz>ということで、先ごろポチしたバイナリー・ホログラム・アポタイザー(StarWorksさん扱:20cmF4用)が到着し、先日、月明かりの中を実写テスト強行した。結果、スパイダーによる光条がほぼ無くなり、これに気をよくして30cm,F5用を追注文した。
↓実写テスト像1-1↓樅ノ木星雲付近(アポタイザー装着)↓
↓実写テスト像1-2↓樅ノ木星雲付近(アポタイザー無し)↓
【データ上】2022年10月9日1時52分〜(20秒24枚)/ASI533MCp(-20℃,Gain462,Shutter20sec.FTS)/BKP200改+コマコレ(fl=800mm)/EM200赤道儀改SS-oneガイド@自宅前
【データ下】2019年12月28日1時32分〜(60秒22枚)/EOSkissX7(IR改、ISO3200,RAW)/BKP200+コマコレ(fl=800mm)/EM200赤道儀改MGENガイド@自宅前
↓実写テスト像2(アポタイザー装着)↓すばる中心部↓
↓実写テスト像2(アポタイザー無し)↓すばる中心部↓
【データ上】2022年10月9日0時3分〜(20秒23枚)/ASI533MCp(-20℃,Gain450,Shutter20sec.FTS)/BKP200,F4反射(fl=800mm)/EM200赤道儀SS-oneガイド@自宅星見台HANA
【データ下】2018年8月14日2時40分〜(60秒29枚)/EOSkissX7(IR改、ISO3200,RAW)/BKP200+コマコレ(fl=800mm)/EM200赤道儀改MGENガイド@自宅前
見た通り、アポタイザー装着によりスパイダー光条がほぼ消えていることが分かる。光条については、より星らしく見えるという意見もあろうが、近接した二重星の分離などにおいて、この光条が大いに影響すると考えられる。/十字の光条はなくなったが、明るい恒星の周囲に幾つも短いトゲが針山のようになっている。主鏡抑えの爪などの影響かな?と思うが、この程度なら良かろうと「止め爪隠し」は施してない。(-_-;)
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【アポタイザーとは?】
以下、StarWorksさんのサイトより引用(当方、StarWorksさんの回し者ではない。念のため)↓
>メキシコ国立天文台の光学研究所のバイナリーホログラムの応用論文で、光の波長の位相をシフトすることで、従来消すことは不可能と思われていたニュートンやカセグレン反射望遠鏡の副鏡固定スポークから発生するスパイクが防げるようになりました。 2つの近接した回折パターンの最大値と最小値を重ね合わせるこのバイナリーアポタイザーの技術はヨーロッパではベテランアマチュア天文家に中心に普及しつつあり、マルセイユ天文協会などでも、「なぜ望遠鏡メーカーはこれを採用しないのだろう」という意見さえあるスグレモノです。 これを使うと観測や写真撮影の時の望遠鏡のスパイクを消し去り、屈折望遠鏡のように星が丸く見えるようになります。スポークが発生する不良回折は、望遠鏡のコントラストを低下させ、グレアが大きくなりますが、これをつけるとグレアが減り、その分、今まで見えなかった部分や、接近した二重星などの恒星が見えるようになります。>引用ここまで
----------【9/29-10/3】月の形と位置の変化----------
9/29〜10/3までの月の形と位置の変化をスマホで追いかけてみた。
9/30夕暮れの月(広角レンズで自動露光)
画面左、杉林の上に光る星がさそり座αアンタレス。スマホ手持ち撮影でも2等星は確実に写る。
(以下、月の形の変化は望遠レンズx10で撮影、位置の変化は超広角レンズx0.5で撮影)
【月の形の変化】
↓9月29日(月齢3.4)↓
| ↓9月30日(月齢4.4)↓
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↓10月1日(月齢5.4)↓
| ↓10月2日(月齢6.4)↓
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【地球照】
↓9月29日(月齢3.4)↓
| ↓9月30日(月齢4.4)↓
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↓10月1日↓
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【地球照とは?】
月は太陽光に照らされている側が光って見え、
光が当たらない部分は真っ暗のはずだが、実際
には、画像のように薄ぼんやりと見える。
これは、太陽光が地球に当たり、その際にはね
返った一部の光が月に当たるから。
この薄ぼんやりした部分が丸く見えることから
月の欠けた部分は何も無いのではなく月も丸い
球体であることが分かる。
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【位置の変化】
↓9月30日↓
| ↓10月1日↓
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↓10月2日↓
| ↓10月3日↓
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↑日を追うにつれ、月が杉木立の右(西)から左(東)へ少しずつズレていくのが分かる。↑
=9月30日は杉木立の右にあった月が、10月3日は左隅の電柱近く(南方向)に達している。
※月は、約30日(1か月)かけて、地球の周りを公転している。単純計算すると、360°÷30≒12°で1日で約12°西から東へ移動する。
時間にすると24時間=60×24=1440分/1440÷30≒48分(約50分)なので、1日当たり約50分遅れて前日同時刻の位置に来る。
地球の自転(日周運動)で太陽・月・星は24時間で東→西へ回る。ただ、月は公転により1日当たり約12°東へ移動するので、その分だけ太陽や星とは遅れて前日の位置へ戻る。>ややこしい?理解不能?な説明でスマソ。m(_ _)m
【約30分後の月の位置】
↓<1>9月29日18時20分頃↓
| ↓<2>約30分後↓18時50分頃↓
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↓<1><2>を1枚に重ねたもの↓
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<1>9月29日18時20分頃:左上
<2>9月29日18時50分頃:右下
地球の自転による日周運動で約30分の間に
月が西へ動く。
単純計算すれば360°÷1日(24時間)≒15°
1時間に約15°西へ動くので、30分間では
その半分で、約7.5°西へ動く。
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<龍吉>!(^^)!これは効果絶大?スパイダーマスクを自作される方も居られるが、比較的安価で装着も簡単だ。(^_-)-☆
<はな>=^_^=光条あった方が星らしい、という意見もあるが、光学的にはこの光条によって解像度の低下を招く恐れがあるニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚Uスパイダー光条によって分解能やコントラスト低下も考えられるので、対策した方がいいワン▽・。・▽
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<龍吉>!(^^)!生(なま)の天体像でない、のが欠点だが、望遠鏡を初めて覗く人でも対象天体を確認納得できるのが長所。(^_-)-☆
<はな>=^_^=ライブビューだと星が大気の流れで瞬く様子がリアルに確認できるのが良い。オイラの目よりも優秀だニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U正に、朝ドラ「カムカムエブリバディ」桃山剣之介の台詞『暗闇(電視観望)でしか見えぬものがある』だワン▽・。・▽
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