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2017年12月25日

2017年を振り返る【1月、2月】

【2月記事から】
★彡45P/本田-Mrkos-Pajdusakova彗星★彡
2/24-25未明の45P/本田-Mrkos-Pajdusakova彗星↓(彗星基準、長辺トリミング)

昨夜22時過ぎ〜未明の1時過ぎ頃まで、3時間近く200コマ以上に渡って撮影した。が、途中雲に阻まれて実際には恒星基準は190枚、彗星基準122コマに絞られた。画面は上が北方向で、8時10分方向に淡く彗星の尾が広がっていることが分かる。
【データ】45P/本田-Mrkos-Pajdusakova彗星/2017年2月24日22時14分〜(45秒1220枚、190枚)/EOSkissX7(ISO1600,RAW)/WO-Star71(fl=350mm)直焦点/LX200赤道儀放置追尾@自宅星見台HANA
★彡エンケ彗星回帰(C9.25稼働開始)★彡
2/8の↓2P/Enckeエンケ彗星↓(画面上が北方向)↓文字入り↓周囲の糠星光度を記入

暗くなり始めた時間帯で空には明るさが残り1枚当たりの露光時間は30秒に留めた。また、晴れとはいえ薄雲越しで透明度は良くなかった。/このような条件下で、どの程度まで暗い星が写るのか?一度確かめておきたかった。>空が明るく&透明度不良でも、30秒露光チョイ撮りでも16等台の星がほぼ写ると分かったことは大きな収穫だった。
今一つピントがシャープでない(望遠鏡の性能というよりも、上空大気状態が今一つでC11の解像度が生かせない)C11に代わり、E師匠のご厚意でC9.25をお借りすることになった。

口径がひと回り小さくなったが、ピントは格段にシャープな印象。集光力の差を十分に補い、実際の極限光度に問題ないと思われる。
【データ】2P/Encke エンケ彗星/FireCapture v2.5 Settings
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Camera=ZWO_ASI1600MC-Cool/Filter=RGB/Profile=DSO/Filename=2017-02-08-0921_4-RGB.zip

Date=170208/Start(UT)=092128.504/Mid(UT)=092230.341/End(UT)=092332.179/30秒×21枚/Filetype=FIT/Binning=no/ROI=4656x3520/ROI(Offset)=0x0/FPS(avg.)=0/Shutter=30.0s/Gain=325(54%)/WRed=52/Gamma=70/HighSpeed=off/HardwareBin=off/SoftwareGain=10(off)/AutoHisto=75(off)/WBlue=95/TargetTemp=-20/AutoExposure=off/USBTraffic=95/Brightness=1/Histogramm(min)=744/Histogramm(max)=4095/Histogramm=100%/Noise(avg.deviation)=n/a/Limit=120Seconds/Sensortemperature=-21.9°C
↓【1月記事から】↓追記へどうぞ

★彡祝!小惑星18399 Tentoumushi正式認可★彡
今朝の北國新聞朝刊に「小惑星テントウムシ(18399 Tentoumushi)※」の記事が掲載された。↓昨年1月4日晩に撮影した(正式認可前の)18399 Tentoumushi↓周囲トリミング

※小惑星18399(Tentoumushi)は北海道札幌市の渡辺和郎さんと同、美幌町の円館金さんが1992年11月17日に共同発見(1992WK1)されたもの。命名権がある渡辺さんが発足後半世紀を過ぎた「てんとう虫天文同好会※※」を記念して同会の名称でIAU(国際天文連合)へ申請され(2015年5月)、今月12日に正式認可された。

※※てんとう虫天文同好会は、1965年秋、池谷・関彗星の出現とともに石川県内の高校生を中心に発足。その末席に加えていただいたのは1960年代終わり頃?と思う。
☆彡現在小惑星18399テントウムシはかみのけ座系外星雲群とうしかい座αアルクトゥルスとの中間辺りに位置し、光度は18等台まで下がっている。かなり暗い上に冬の荒天続きではあるが、機会をみて再度挑戦するつもりでいる。
【データ】小惑星18399(TENTOUMUSHI 1992WK1)/2016年1月4日0時47分〜(30秒×120枚、比較明)/富士X-T1(ISO3200,RAW→TIF)/PENTAX105EDHF(fl=540mm)※1/27はGS200RC(fl=1200mm)/NJP赤道儀@自宅星見台HANA
★彡元旦から奇跡の7夜連続星見達成★彡
まさかこの時期、1週間連続で星見できるとは思わなかった。太平洋側の人には何でもないことかも知れないが、雪国に住む者にとっては希少なことだ。1/7撮影中のステラショット画面

【データ】月齢9.1/2017年1月7日17時27分(1/180秒90枚コンポジット合成)/富士X-T1(ISO400,JPG)/C11(fl=2100mm)/NJP赤道儀@自宅星見台HANA
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投稿者:龍吉at 18:50| 彗星・流星 | コメント(0)

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