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2018年12月28日

2018年を振り返る(星座・星野編)Sequator

今年は、星野写真をあまり撮る機会が無かった気がする。その中で「Sequator」というツールを知ったのはとても画期的というか、このジャンルで筆頭に上がる出来事だった。以下、Sequator試行(11/5投稿記事より)
標記の画像処理ツールについて、11/4未明に三脚固定撮影した7枚〜34枚のコマを元に試行してみた。
↓通常、地上景色と星空を写野に入れて固定撮影すると、地上景色は止まって写るが星の光跡は日周運動により流れてしまう↓

(※DeepSkyStackerによる)18south1103c35ut1711maxfcsx posted by (C)龍吉
↓日周運動に合わせて星空を追尾撮影すると、今度は地上景色が流れてしまう。↓

(※DeepSkyStackerによる)18south1103c35ut1711avgfc posted by (C)龍吉
※広角レンズのため写野周辺の星像が歪に流れている。

以下、Sequatorで処理した星見台からの星空↓
☆彡星見台から南天☆彡

18southstar1103c34ut18sx posted by (C)龍吉
※南天の星は左から右方向へ大きなカーブを描いて移動するが、点像に収まっている。

☆彡星見台から北天☆彡

18north1103c10ut18sx posted by (C)龍吉
※北天の星は反時計回りに回転するが、破綻することなく点に収まっている。/広角レンズ歪み補正機能がはたらいている。
☆彡星見台から東天☆彡

18east1103c7ut18sx posted by (C)龍吉
※日周運動で星は左下→右上へ移動するが、ちゃんと点像に収まっている。
☆彡星見台から西天☆彡

18west1103c14ut18sx posted by (C)龍吉
※雲が邪魔しているが、星が見えるところも雲の部分も違和感はない。
☆彡試行始めて間もない段階で断言できないが、高度で複雑な処理術を用いず比較的簡単に「星景写真」が得られるのは有難い。/各社RAWデータにも対応しており、星景写真だけでなく星野写真にも応用できそうな気がする。有難いことにフリーウェア(使用中にスポンサーへ誘導されることもない)で、仕上がりも自然な印象を受ける。今後さらに経験値を増やしていきたい。
【データ(南天画像)】2018年11月4日3時11分〜(20秒34枚=約11分余)/富士X-T1(ISO3200,RAW)/SAMYANG14mm,F2.8→F4との中間絞り/三脚固定@自宅星見台前

※「Sequator」については次のサイトを参考に独習した。→ https://www.photografan.com/basic-knowledge/multiple-exposure-stacking-sequator/
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<龍吉>Sequatorを使えば、殆ど違和感ない星景写真が得られるのは画期的だった。
<はな>Sequatorって、凄そうだニャー
<ソラ>手術跡の包帯外しにかかったのがバレてしまったワン(イミフ)


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投稿者:龍吉at 17:09| 星空・星座 | コメント(0)

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