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2020年12月10日

土星・木星接近中

12/9夕方。この時期の北陸にしては珍しく晴れた。南西天に木星と土星が(見かけ上)接近中。既に望遠鏡低倍率視野に両者が並んで入る位に近づいている。今月17日はさらに月齢3の月が同一視野に入り、その後も両者は接近し続けて21日は何と0.1°まで近づく。月や太陽の視直径が約0.5°なので、その5分の1ということになる。中・高倍率をかけた望遠鏡でも同一視野に入り、土星の環と木星のガリレオ衛星が一緒に眺められる。アストロガイド2020によれば次に今回のような超接近が起きるのは2080年という。晴れたらぜひ見ておきたい。
↓12/9接近中の土星(左)と木星(右)文字無し画像↓

※できれば(画面をクリックして)大きくして見て欲しい>土星の環と衛星タイタン、木星のガリレオ衛星、周囲の恒星が写っている。惑星本体とは光度差があるので露光を多くすると土星の環や本体、木星本体が真っ白にぶっ飛んでしまう。そこで、露光時間を変えた数ショットを撮って惑星本体を後から合成した。土星と木星本体の模様は諦めた。
↓12/9接近中の土星(左)と木星(右)文字入り画像↓

Saturn=土星、T=衛星タイタン/Jupiter=木星、E=衛星エウロパ、I=同イオ、G=同ガニメデ、C=同カリスト
実は同じ時間帯(17時50分台)に、野口聡一宇宙飛行士搭乗中のISS国際宇宙ステーションが上空約470kmを通過した。土星と木星に気をとられ、すっかり忘れていた。今宵も夕方北の上空を通過するが、天気が保ちそうにない。
【データ】12/9土星と木星/2020年12月9日19時14分〜18分(1/15-1/125sec.50%)/LumixG7]LumixG7(ISO1600,4K,MP4,30fps,30秒間3Shot)/BORG100ED屈折(fl=400mm)/LX200赤道儀@自宅星見台HANA
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<龍吉>!(^^)!月が間に入る17日と超接近する21日は見逃したくないが、当日の天気が問題(^_-)-☆
<はな>=^_^=21日は前後の日でも然程問題無いので是非→天気の神様=宜しくお願いしますニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚UそれにしてもISS上空通過を忘れるとは、、。6か月以上の長期滞在らしいからチャンスはまだあるワン▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 11:18| 太陽系・月 | コメント(0)

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