<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2007年11月12日

雷鳴・稲妻下の撮影強行

11日は、雨が降ったり止んだりの天気で、彗星観察もほぼ諦めていた。
ところが、暗くなって外に出てみると雲が切れている。
ただ、先ほどまで雨が降っていたらしく、地面は濡れています。
雲も切れ間からペルセウス座方向を見ると、ホームズ彗星が昨晩とほぼ変わらない明るさで見えている。
(躊躇していた心が、↑これで観察実行に決定)
雨が心配なので、比較的短時間で準備し易いEM-10赤道儀を出すことにした。
★(1)↓鏡筒バンドの自由雲台に付けた*istDS2(旧琢磨135mm)で撮影
17p5759c3i1111x
5分露光2枚と3分露光1枚(計3枚)を加算平均→※3枚目途中で雲のため中止。
今回も自分なりに強調処理したが、イオンテールがはっきりしない。
★(2)↓同、反転処理画像
17p5759c3i1111rx
#イオンテールも拡散しているんではないか?という気がする。
●撮影中、何度か稲妻が夜空を光らせ、雷鳴も轟く●
さて、彗星本体(コマ)の内部はどうなのか?

★(3)↓105EDHF(fl=700mm)直焦点画像
17p3658c2e1111x
#4秒〜90秒の多段階露光コンポジットとはいえ、さらに薄まったという印象が強い。
★↓(4)同、等倍トリミング画像
17p3658c2e1111upsqxv
今回は、不自然に感じない範囲でコンポジット(ウエブレット)時のパラメータ調整。
(遅ればせながら、今回からコンポジット処理はRegiStax4で行った)
#よく見ると、核から細いジェット噴射のようなスジが写っているようだ。
●●22時を過ぎた頃、雲のため撮影を止め、撤収にかかって間もなく降雨に襲われる●
幸い、カメラや鏡筒を片付けた直後だったので、EM-10赤道儀を三脚ごとクルマのバックゲートの下に運び込んで事なきを得た。(やれやれ)
#あと1分遅れていたら..EM-200だったら..と思うと、ぞっとする。
【データ】2007年11月11日
(1),(2)
21時43分〜22時04分(5分露光2枚、1分露光1枚/計3枚加算平均)
*istDS2(ISO1600,NR-on,JPG)/旧タクマー135mmF3.5→F4
(3),(4)
21時46分〜22時09分(4秒〜90秒露光、計22枚の多段階露光画像を加算平均)
EOS20D(ISO800,1600,NR-on,JPG)/105EDHF屈折直焦点(fl=700mm)
いずれもEM-10赤道儀ノータッチガイド/自宅前

投稿者:Ken28at 07:10| 彗星・流星 | コメント(0) | トラックバック(0)

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.onair-blog.jp/util/tb.php?us_no=1061&bl_id=1061&et_id=58139

◆この記事へのコメント:

※必須