<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2007年11月11日

11/10晩のHolmes彗星(尾と内部)

既に晩秋。
時雨れる日が続く季節となり、朝から小雨がぱらつき諦めていたのですが..
暗くなって空を見ると、晴れ間が見えるではないか!
と、いうことで慌てて望遠鏡を準備することに..
彗星はδ星とほぼ同じ明るさ。前回と比べて光度はあまり変わっていないようです。
★(1)↓135mmF3.5→F4レンズ(*istDS2)
17p5356c3i1110x
彗星はさらに大きく拡散しているため、画面で一番明るく大きく写っています。
彗星の上の明るい星がα星Algenib(1.79等)、彗星の右下の明るい星がδ星(3.01等)。
α星とδ星があまり変わらない写り方をしているのは、薄雲で拡散されているため?と思われます。
★(2)↓FS60C+ボーグ0.85レデューサ(fl=約300mm/D50)
17p7475c2d1110x
彗星の尾(イオンテール)が気になっての撮影ですが..う〜ん
★(3)↓同、反転処理画像
17p7475c2d1110xr
不自然さを失わない範囲でかなり強調処理したつもりですが、判然としない。
露光時間は5分と7分。F値が暗いのと、薄雲が邪魔しているような気がします。
(#イオンテールもかなり拡散しているような気がします)
★(4)↓105EDHF(fl=700mm)直焦点(EOS20D)
17p0628c24e1110x
ますます拡散して大きくなり、同時に薄まっているのが分かります。
ウェブレット段階で(不自然さを度外視して)パラメータをいじってみると..

★(5)↓同、本体部を等倍トリミング画像(990×990ドット)
17p0628c24ew1110sqsx
4秒〜90秒露光の他段階露光画像24枚をコンポジット。
ウェブレット段階で(不自然さを度外視して)パラメータをいじってみた。
【共通データ】2007年11月10日
★(1)21時12分〜42分(バルブ5分露光×3枚コンポジット)
 *istDS2(ISO1600,NR-on,JPG)/旧タクマー135mmF3.5→F4
★(2),(3)21時14分〜35分(バルブ5分露光、7分露光2枚コンポジット)
 ニコンD50(ISO1600,NR-on,JPG)/FS60C+0.85レデューサ(合成fl=約300mm)
★(4),(5)21時15分〜44分(4秒露光〜90秒露光、他段階露光24枚コンポジット)
 EOS20D(ISO1600,800,NR-on,JPG)/105EDHF(fl=700mm)直焦点
いずれもEM-200赤道儀ノータッチガイド
Em200_2104ux
※昨日エントリィで、「入手したEM-200赤道儀の脚が短い」と書きましたが、
 EM-10用伸縮三脚でも代用できることが判明。(知らなかった..笑)
 #明らかに強度的な不安があります。
※彗星は、まだ肉眼でも楽勝に見えます。
 今週から月が戻って来るので制約が生じますが、天候が許す限り「追っかけ」を続けたいと思います。

投稿者:Ken28at 18:20| 彗星・流星 | コメント(0) | トラックバック(0)

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.onair-blog.jp/util/tb.php?us_no=1061&bl_id=1061&et_id=58108

◆この記事へのコメント:

※必須