Used KissDX
この春、(前倒しで)オリンパス最小デジ一眼E-410(新古品)を衝動導入したので、梅雨期は所有機材の改善で留めるつもりだった。
そのくせ、ときどき量販店中古棚のチェックはしていた..(苦笑)
(#春商戦後、買い換えによる中古品放出を期待していた)
しかし、お目当てのKissDXは出てこなかった。4,5月は目にせずじまい。
(観音製品では、DNや20D、30Dが目に付いた)
やはり、春商戦の目玉X2登場までは現行品として販売されていたからだろう。
が、6月に入った途端の休日。その中古DXが店に居た=諭吉3枚でお釣りが来た。
見たとおり、M42-EOSアダプタを介して旧琢磨28mm広角レンズを装着。
★(この組み合わせによる)試写画像
#天文屋としては、やはり長時間露光時の熱かぶりとノイズが気になる。
自分の場合、殆どの場合ISO800で10分以下の露光である。
ISO感度800でのダーク画像を撮影し、D50と比較してみた。
★ダーク画像KissDX(ISO800,RAW)7分露光
(熱かぶりは殆ど目立たぬものの、ピクセルノイズが発生+全体に青っぽい)
★ダーク画像D50(ISO800,RAW)8分露光
所有デジ一眼の中では一番良好だと思っていたが..熱かぶり、不良ピクセル、縞ノイズまで生じている。
(画像処理でノイズ除去できるが、差し引いたノイズ分だけ階調幅が狭まる)
KissDXのノイズが少ないことに感心する。(というか、D50が意外と多い?というか..)天文屋としては、やはり星空撮影がメインになるので..
★たて座、わし座付近
(ISO800,RAW/7分露光2枚コンポジット)
おー、意外と優秀な結像!>旧琢磨28ミリ広角(絞りF3.5→F4)
(M42旧琢磨レンズは、中古価格も安くて助かる..買い得感が非常に高い)
所有の初代キスデジは天文用にIRカットフィルターを除去した改造機。
ただ、代わりに同じ厚みの素通しフィルターを貼っただけ(資金出せなかった)
(そうこうするうちに)近頃は、キムチ改=冷却デジ一眼が話題になっている。
今回の中古KissDXは、少なくとも天文用限定のIRC除去改造を念頭においての購入。
冷却改造も頭をかすめるが、いかんせん先立つものがない。(苦笑)
その前に画像処理術の方も何とかしないと..
冷却デジ一眼を使う方々のねらいは、おそらくISO感度400以下、30分以上の長時間露光ではないか?と思う。
自分の場合、ISO800/10分以下露光×2〜数枚合成が主なので、非冷却でも..
#↑と、自分に言い聞かせるしかない(苦笑)
投稿者:Ken28at 00:36| 道具・ものづくり | コメント(2) | トラックバック(0)
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Kiss DXも、もう中古が出回り始めているのですね。
1000万画素級でライブビューの付いたKiss Fが発表になったせいもあるのでしょう。
>諭吉3枚でお釣り
魅力的です。確かにぐらっと来ますね(笑)
やはり、安心の低ノイズですね。
琢磨28mm、なかなかよさそうな星像ですね。拙宅にもほぼ死蔵状態で保有してますので、久しぶりに光を当ててみようかな、と思いました。
投稿者:豚磨:URL at 2008/06/19 10:17
豚磨さん、仰るとおりKissF登場がさらに引き金になっているように思います。
#もっと安い中古DXが出て来そうな気がします..(笑)
>低ノイズ
意外と青味がかっているのが気になりますが、所有機の中では一番低レベルなようです。
惜しいのはミラーファインダーであること。
(昨年、ガラスプリズムでないデジ一眼には手を出すまい、と決心したはずでしたが、E-410に続いてDXも..汗)
>琢磨28mm
既に40年近い?昔のレンズですが、作りに関しては今でも他を凌駕するのでは?と思います。
(完全マニュアルであることを除けば)
KissDXボディは寸法的に*istDSと変わらず、グリップ形状が細身なので(*istDSより)ちょっと小さく感じます。
ということは、初代*istDS登場時のサイズにようやく他社が追いついたとも言えます。
#だから、ペンタックスさんには、次は本気で世界最小APS-C版デジ一眼を出してほしいのです。
投稿者:ken28:URL at 2008/06/19 20:23