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2008年08月12日

今宵はペルセウス座流星群

★★ペルセウス座流星について★★
条件の良かった昨年とは違い、見やすくなるのは月の影響が無くなる夜半頃から。
(ペルセウス座も北東の空に上ってくる)以下、昨年同期の記事を再掲する。
======以下、昨年記事より(一部加筆・訂正)==========================
◆ペルセウス座流星群は比較的息の長い活動期間がある◆
◎8月の夏休み期間中はいつでもペルセ群の流星は見える。
しし座群などは「その日」以外は殆ど見えないがペルセ群は盆休み過ぎても見える。
※今年は満月と重なるため、お盆頃からは観察条件が悪い※
(ピークが12日晩となっているが、この日でないと見えないというのではない。8月に入ったら出現を始めている)
================================
★昨年のペルセ群流星↓
Sstar1634upx
◆観察方法◆
◎流星観察に必要なものは肉眼(視力の弱い人は眼鏡)でよい。
(望遠鏡や双眼鏡は不要=井戸の底から空を見上げているようなもの)
・周りに街灯などが無いこと、空が暗い見晴らしのいい場所がお勧め。
ペルセウス座は北東の空、カシオペヤ座の下隣にある。
空全体を見るのは難しいので、体は北東方向に向けてなるべく広い範囲を見ると効率よくペルセ群流星を見つけられる。
■散在流星と間違えないように..
ペルセウス流星群はペルセウス座の方向から地球大気に飛び込んで来るように見える。
ペルセウス座(あるいはカシオペヤ)の方向(北東方向)から流れた流星か?確認しよう。
◎先ずは北東の空にカシオペヤ座を見つけること。その下にペルセウス座がある。
●1時間もじっと空を見上げ続けるのは困難。脈拍をとる看護士さんと同じように、例えば20分間真剣に観察して3倍すれば、1時間あたり何個出たか?およその数字は出せる。
単位時間を決めて、出現数をカウントしグラフ化するだけでも活動傾向が分かり、立派な天体観察記録となる。

次は流星の撮影について..いささかマニアック?読者限定?m(_ _)m

◆撮影方法◆
デジタルであれ、銀塩であれ、マニュアル露光、バルブ露光ができるカメラ。
コンデジの場合、30秒程度の長時間露光ができるカメラは限られる。
シャッターを手で押すとブレるのでレリーズ(デジカメの場合はリモートコード等)とカメラ三脚が必要。
ISO感度は400以上に設定。なるべく高い方がよい。
コンデジの場合、NR-on(ノイズリダクション機能)に設定する。
レンズの絞りは開放か、せいぜい一絞りだけ絞る。
露光時間は、空の状況にもよるが、30秒〜数分程度にする。
カメラの方向は基本的にはどこを向いていてもかまわないが、やはり北側に向けた方が写る確率は高くなる。
(なるべく撮影間隔をあけないようにする)ノイズリダクション機能のため撮影時間と同じ時間待たされる。
ノイズリダクション機能をoffにすれば撮影休止時間を解消できるが、画像のノイズが目立つようになる。
デジ一眼などRAW撮影モードがあるカメラの場合、撮影はRAWモードで行い、レンズキャップをして露光時間と同じ時間露光したRAWデータ(ノイズデータ)を、画像処理段階で後からノイズ分を引き算すれば、ノイズリダクションは省略できる。

長時間露光可能なカメラが複数ある場合は、なるべく広範囲を写すようにそれぞれの方向を決める。
ノイズリダクション撮影必要なデジタルカメラが複数ある場合は、撮影開始時刻をずらせば全体として撮影休止時間を回避できる。
★流星撮影の様子↓
P_1648sqsv
望遠鏡の赤道儀を使えば点像で星座撮影できるが、流星の撮影はカメラ三脚で十分だ。上の流星画像はカメラ三脚に固定して撮影した。
K10D(ISO1600,RAW)/DA10-17mmFishEyeレンズ絞り開放/4分露光

投稿者:Ken28at 19:23| 彗星・流星 | コメント(0) | トラックバック(0)

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