システム構築屋の喜び
もう40年ほどの話だから、今に参考になる事は無いと思うが、当時の先輩が出身地域に錦を飾られ、コンピュータ要員が集まらなくって困っているとのことから、色々な事情で職務変更で移動されてきた人に「システムの概要の説明をしてくれ」との依頼があって、当時の上司から「行って来い」との出張命令が出た。
年齢は30代半ばだが、システム構築経験は3システムを遂行してきていたのと、久し振りに先輩と「地元の酒が飲める」と言う不純な目的で出かけた時の事である。
何故こんなこと思い出したかと言うと、OB会報で、その先輩の逝去を知ったからである。
その時に、職種の変更だから、一通りの説明は聞いていたのだろうが、ある人からの質問が「私は今まで製品を届けてお客様に喜んでいただいた。システム構築しての喜びは何ですか」と聞かれた。
まさかそんな質問が出るとは思っても見なかったが、一つの自慢話だと思って読んでいただきたい。
黒板に答えが「1」になる括弧つきの加減乗除の数式を5行ほど書いて、10数名の受講者に解いて貰った。
正解者は2名だけ。
「システム構築とは、この数式と同じ様に、『一つ一つは簡単だけれど、是が集まって正解が出せて、結果としてお客様に喜んでもらえるシステムができたら」どうでしょう。
と、説明して、その後の懇親会でも、感心されたのを思い出した。
40年以上も前の話だが、改めて先輩の冥福をお祈りしたい。
投稿者:つねちゃん
at 05 :52
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