2010 年03 月01 日
臆病だなぁ
子供の頃からの「臆病者」の精神は還暦を過ぎてもまだ根深く残っているものだと最近気がついた。第一線で、他人の評価はどうであれ、自分なりに「怖いものなし」で頑張っていた時には、全く気がつかず、それこそ落語の「饅頭怖い」を地で行っていた気持ちだった。
気づかされたのは、今回のオリンピックである。
スポーツ音痴の私でも、種目などの詳しいことは判らないが、他人様と同様に「応援したい選手」と言うひとが何人かいる。
みんなが認める、浅田真央もその一人だし、そのほかにも数名目立つ/目立たないに限らずひそかに応援していた。
残念ながら、その殆どの人は頑張ったけど入賞すら出来ずに帰国することになったのに、「次回は頑張ってね」と同時に「よく頑張ったね」と言う気持ちでアリスの歌う「チャンピオン」の歌詞を思い出してしまう。
話を本題に戻すが、彼ら彼女らの「本戦」をリアルタイムで観る勇気がないのが臆病の症状である。
何だかリアルタイムで一体感を持って観ている事で、目標とする位置が獲得できないのではないか、と思うからである。
そんな馬鹿な、あんた一人くらい、それも現地に行った訳でもないのに 等々の意見は当然あろうし、事実自分も一っ時はそうも思うのであるが、それが中々踏み切れない。
これから類推すると「臆病連鎖」と言うのはどうも中々断ち切れていないのに気がついて、ますます臆病が増大するのである。
競馬、最近また興味を持ち始めた将棋などの色々な「勝負事」についてもその連鎖は止まらない。
でも、今日でオリンピックも終わり、私の臆病連鎖もこの辺で一旦(どうせまた何時の日かぶり返すのだから)終わりにしよう。
でも、たまにはこんな臆病があって、自戒するのも考えてみれば愉しいことである。
投稿者:つねちゃん
at 08 :31| 日記
| コメント(0 )