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2010 年03 月03 日

記者会見での愚問に失笑

 今回のチリでの大地震には、関係者の方々にお見舞い申し上げます。
 国内では、小学生の時にもあったチリ地震による津波報道を今回は興味深く見聞きした。
 だが、どうしてああも「馬鹿な質問」をするのだろうかと考えさせられることが多かったのは、決して私だけではないのではないか。
 「何時来るのか」「どれだけの大きさなのか」「具体的な対応はどうするのか」などは、発表時点で言われているにもかかわらず「何時」については何時何分までを求め、大きさについても「何処に何センチ」と言う具合の質問である。
 しっかり相手の言うことを聞き、自分の知識(地震と津波に関する)も総合して的確な質問をするのか「記者」なのではないだろうか。
 ここにも「インスタント社員」がもたらす滑稽図が示されているようで、最初のうちは腹が立ったが、そのうちに「ひょっとして、掛け合い漫才風な質問で笑いを取ろうとしているのではないか」と可笑しくなってしまった。
 そんな風に最近の記者の対応を見聞きしていると、まんざらそれが冗談ではないような気がする場面が多い。
 在職中に公の場での質問にはかなり気を払ったものである。
 それが引っ込み思案の原因になるのではないかと、最初のうちは質問できなかっのだが、ある時思い切ってした質問に対して「良く其処を聴いてくれました」と言う言葉に始まって丁寧に解説していただけた。
 それを契機に、質問する際にも「聞き漏らしたかもしれませんが」とか「勉強不足で申し訳ないが」とか「私の理解ではこうだと思いますが」とかの言葉を添えて積極的に質問したものである。
 記者と言うことであれば、それなりにその分野での知識を持っているのであろうから、決して「掛け合い漫才」や素人の質問などはしないようにしてもらいたいものだ。

投稿者:つねちゃん
at 09 :17| 報道 | コメント(0 )

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