2010 年03 月16 日
自殺は殺人だ
かなり過激なタイトルで、仄々を旨とするこのブログに適さないのかもしれない。さりながら、自殺、と言うことを茶化して書くつもりは毛頭ない。
残念ながら毎年3万人を超す自殺者がいると言う統計がある。
タイトルどおりに決め付けることは、無茶だと言うことは判るつもりだが、かつて私自身も、主に仕事のことで悩み「もうこんな俺なんか居なくても良いじゃないか」と言う気持ちになったことが少なくとも2度はある。
今から考えれば「生きてて良かったなぁ」と思えるのだから、本当に自殺しようと言う瀬戸際まで行った事が無かったのかもしれない。
それでも、現象面だけからいえば、数日の出社拒否(誰も電話も掛けてこなかった)、自分で思っていただけかもしれないが、結構重要な会議を無断欠席して、2日間「行方不明」になっていたこと(実は信越の某温泉で「ボーッ」としていた)などである。
単身赴任、と言う状況だったことが幸いしたのか、会社側でも悩んでいることが薄々感じてくれていたのか、再出社して行った時にも怪訝な目で見られたり、直接それを詰る様な事が無かったのには、当時は「やっぱり居なくても良かったのではないか」と相当ショックだったことを思い出す。
しかしながら、2度目の行動の後で、直接の上司ではないが、飲み会などで結構意気投合する上役から「飲みに行かないか」と誘われて、付いて行った時に言われたのが、タイトルの言葉である。
あれから約20年ほど経ち、すっかり忘れていた言葉だったのだが、最近このブログでも時々書かせていただく「少しだけ宗教」のお陰で思い出したのである。
殺人というのは、世間一般には「他人を殺す」ことだと言われているが、「自分を殺す」ことだって殺人に変わりは無い。
何人も「人間の生命」を終わりにする権利など無いのだ、と上役の言葉だった。
それ以来、深く悩んだ時ほど自分で自分の気分をハイにするように勤めたものだ。
ドラッグなどはやったことはないが、ハイの状態では自殺は考えないように思う。
投稿者:つねちゃん
at 09 :22| 健康
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