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2010 年04 月12 日

資格取得

 時々人から聞かれることに「PC関係の資格を持っていると仕事が来るもんけぇ」と言うのがある。
 即座に「そんな事はありません」と言うのも少し抵抗があるので、「どんな資格を目指しているのですか」と聞くことが大体の応答である。
 そんなことで初めて知ったのだが、「パソコン修理技術者」と言う資格があるのだそうである。
 私自身は、在職中に「ネットワーク技術者」と言う資格を取ったが、特別それによって昇給と言うことも手当てが付くこともなかった。
 暫く資格と言うものから遠ざかっていたので、調べてみると、あるわあるわ。
 でも、「資格取得のための講座」の紹介が結構あり、そういう講座を開いている団体は応募者が居ればそれなりに儲かるだろうが、資格を取ったからと言って「仕事が舞い込む」と言うことは、「絶対に無い」と言いたい。
 確かに持っているのと居ないのとでは、差はあるかもしれないが、それを「仕事の糧」とするということになれば、簡単なことではない。
 先にあげた「修理技術者」で仕事をするということになれば、資格を取ること自体は勉強すれば出来るだろうが、実際に修理すると言うことになれば、色々な測定器やソフト・ハードの幅広い意味での「ツール」が必要不可欠である。
 それには当然「投資」が必要だし、投資すれば、活用させて少なくとも「元を取る」必要があり、それを達成した後で「利益」が生まれるのである。
 そうなると、まずは「客探し」から始まらなければならず、そのために広告費用も掛かるだろう。
 また、当然競争相手もいるだろうから、それらとのしのぎも削らなければならない。
 そんな覚悟があるのなら、お勧めするが、私の知っている範囲では、残念ながら「仕事」にはならないと保障できる。
 資格取得のために学習して、知識を多く蓄えることは、大いにお勧めするし、資格取得というのは自分のレベル検定だと言う意味では有効だろう。
 しかしながら、仕事にしようとするのであれば、「自分が新たに作るルール」によるもの以外は投資するだけ無駄だろうと思って、聞かれた人には説明している。

投稿者:つねちゃん
at 10 :39| 学習 | コメント(0 )

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