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2010 年06 月11 日

南九州旅行記 その5(最終)

 焼酎の試飲販売と篤姫のドラマでも登場したと言う「自顕流」の演舞、龍馬も新婚旅行で訪れたという霧島温泉、天孫降臨説の霧島神宮、甕壷畑の黒酢本舗での試飲、仙厳園からの雄大な桜島、薩摩半島最南端の長崎鼻から見る東シナ海と開聞岳、今回は使わなかったが、砂蒸しで有名な指宿温泉など、試飲、試食、お土産品の購入などで愉しい、結婚40周年目の南九州の旅も最終日になった。
 帰路に着く前に立ち寄ったのが「知覧」である。
 以前の鹿児島観光では訪れなかったのだが、その時にも聞いた「知覧特攻隊」の物語は、戦後生まれの私だけど、どうしても涙がこみ上げてくるものだった。
 ガイドさんは19歳だと聞き、びっくりしていたのだが、その彼女が本当に切実に語ってくれた事が、堪えようとしても中々抑えられない涙腺を盛んに刺激してくれた。
 今の私にどれだけの力も無い事は十分承知しているが、それで「二度と再び」繰り返してはならないことを刻み込んでくれるに十分なものだった。
 それを予想していたので「特攻平和会館」のコースを選ばず、武家屋敷散策コースを選び、狭いながらも枯山水で設えられた「九山八海」や「釈迦如来」のような感じがした庭を勝手な想像で愉しんだりした。
 最終コースで、今回の添乗員さんも22歳と言う若さだと言う事に、一同びっくりしながら、楽しい旅を締めくくり、まだ孫が寝ていない時間に無事帰りつき、孫にもお土産を愉しんでもらい、、幸せ一杯の記念日旅行になった事に感謝した。
 
 勝手なもので、一夜明ければ、次はどこへ行こうか、との思いが湧いてくる。
 元気でいける楽しみがあれば、時には家内としては初めての海外も訪ねてみたいものだと、話しかけると「もうすでにパスポートの期間は過ぎてしまった」とのこと。
 でも、まだまだ夢が見られるだけ元気だと言うことであると、お互いに笑いあった。

 勝手な旅行記をお読みいただきありがとうございました。
 今月は、北陸の同期生での旅行があり、11月には全国から60名を越す同期生の集まりが金沢であるので、その幹事役でそこそこ忙(せわ)しないのですが、どんな事でも「愉しく、愉しく」を肝に銘じて過ごしてゆきたいものです。

投稿者:つねちゃん
at 09 :46| 旅行記 | コメント(0 )

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