2010 年06 月17 日
履物はきちんと履いて
まだ「ガキ」だった頃の履物は、ゴム製の短靴で、中学生になって暫くは「厚歯」(多分この字だったろうと思うが、違っていたらご指摘ください)と称する下駄が主流だった。途中から「厚歯禁止」と言う事になり、「靴」にするようにとの指導がなされた。
好い所の坊ちゃんは直ぐにピカピカの「革靴」になったが、残念ながら私のほうは成長に見合わない小さめのゴム製の短靴だった。
当然のことながら「踵踏み」の状態が日常で、先生や親の目に付く所と畏まらざるを得ない所では、無理して靴に足を押し込んでいた。
そんな事があって、就職したら「内履き用」としてスリッパが貸与されたのには、驚くと共に嬉しかった。
しかしながら、少しして本社勤務になったときに「三流役所じゃないんだ」と厳しく咎められて、漸く「正しい靴の履き方」と言うのに気づかされた。
その後、ビルの防火管理責任者にも指名されたのを契機に、「靴は正しく履け」と厳命した。
万が一火災になり、階段を下りなければなら無い時に、きちんとした足元は必要不可欠だったからであり、その事が全社的に評価されお褒めにも預かった。
ところが、リタイアした老人の繰言かもしれないが「最近の若い者は」と言う事になるで、踵踏みのスタイルが横行しているのに驚いている。
そればかりか、「踵を踏んでも大丈夫です」と言う靴が売られている事に、驚いてしまった。
お金が無いから仕方なく「踵踏み」だったのとは大違いで、それが一つのファッションなのだろうか。
でも、防火管理責任者ではないけれど、履物は矢張り正しく履いてもらいたいものだ。
ISOばやりだが、その根本は「正しい行いをし続け、改善点があれば遅滞無く全社的に改善することで、立派な製品が作れたり、行いができるのだ」と言うものである。
自分の足元くらいきちんとできないところにISOの認証などあるはずも無い。
でも、履物以外に自分の身の回りにそんな事がないか、自重点検してみよう、案外な見落としがあるだろうから。 (^。^)
投稿者:つねちゃん
at 08 :53| 子育て
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