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2010 年07 月05 日

明日は雨の降る天気ではない

 タイトルを読んで「ははぁーん」と思われた方は、かつて「論理学」を学ばれたのではないだろうか。
 もしくは落語の枕にも良く使われたので、その道でご存知なのかもしれない。
 また、「何のこと」と言う御仁も居られるだろうから、いつまでも落語の枕として使われ、笑いを誘うのであろう。
 私の場合は会社の研修所で初めて出会った「論理学」で、多分最初の頃に教わった文句である。
 要は、句点を何処に打つかと言うことで、全く意味が変わってくる文章であると言うことだ。
 雨が降る、であれば雨具を用意しなければならないし、雨が降る天気、であれば、雨具は用意しなくても良いと言う事になる。
 そんなことを思い出させたのが、今度の選挙戦である。
 各党のマニフェストには、色々な事が「判りづらく」書いてある。
 果たして自分はどう理解するか。
 その文章の何処に句読点を打って理解すべきか。
 そんな風に考えて自分の気が向く項目について、気をつけて読んでみると、結構面白く読めるし、場合によっては、タイトルと同じような論理になっているところも無きにしも非ずではなかろうか。
 いや、むしろそんな風な文章を作るのが、選挙参謀などの実力なのかもしれない。
 明日の天気を聞きに来た人が、後になって「違っていたじゃないか」と怒鳴り込んできたときに「それはあなたが勝手に解釈しただけで私は正しいことを言ったのですよ」とゆう余地を感づかれないように残しておく事が出来なければ、立派な参謀とは言われないだろう。
 尤も、そんなことで騙される我々選挙人も愚かなのだが。 苦笑

投稿者:つねちゃん
at 06 :05| 政治への注文 | コメント(0 )

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