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2010 年07 月15 日

知っていることを「実行する」

 ガキの頃から「工作」と言うものが下手だった。
 だから嫌いだったし、の悪循環を繰り返してきたものだった。
 逸話は幾つもあるが、高校時代に「木工一般」と言う課目があり、厚さ5cmほどの板を鉋で水平に削れ、と言う時に、及第となった時の厚さは1cmにも満たないものだったことだろう。
 そんな癖が全く直っていない私が、先日「ツッパリ棚」というものを付けたのだが、その時に気が点いたのはそれなりの道具を使うことだった。
 まず取り付ける水平位置を、メジャーで正確に測り、鉛筆でしっかりとマークした。
 例によって余談になるが、「定規」と「物差」の違いが先日あるクイズ番組で紹介されていて、目から鱗の思いがした。
 それによると「定規」は定点間の線を引く道具で、「物差」はその間を測る道具だと言うことだそうだ。
 今回は巻き取り式のメジャーを使ったが、「正確に」と言うことを肝に銘じていたので、測る高さもお互いに測った上でのマーキングだった。
 そうして取り付けたのだが、最後の仕上げで使ったものがあった。
 多分何処の家にでもあると思うが、大工道具の中に「水準器」というものが入っていないだろうか。
 私のものは何かの展示会に行った時に貰ったプラスチックのものだが、矢張り思ったとおり水平、垂直に少しずつずれがあった。
 今までは「よしっ、出来た」と言うことで、そこまでせずに家族弐開放していたのだが、しばらく経ってから大概「お父さん、チョットかたがっとらんけ(富山弁)」と言う苦情が出て、とりあえず直すのだが、測定などはしなかった
 ことほど左様に、「持っているけど使わない」とか「知っているけどやってない」事がなんと多いことか。
 これに気がついたから、相変わらず「できる範囲で」と言うことだが、「まず実行」に手がけてみたいものである。

投稿者:つねちゃん
at 09 :11| 学習 | コメント(0 )

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