2010 年09 月10 日
重陽の節句
暦の中で色々な縁起を担ぐのが好きだが、最も好きなのが最大の吉数とされる「九」が重なるこの節句である。ちなみに、他の節句も「余計なお世話」を承知しながらも紹介すると、
一月七日 人日の節句
三月三日 上巳の節句(雛祭り)
五月五日 端午の節句(こどもの日)
七月七日 七夕(しちせき)の節句 である。
そして、この重陽の節句であるが、十一月はすでに一月を使っているので無いのだそうであり、九が最大の吉数である。
尤もこれは中国からの言い伝えだから、日本では嫌われる数字なので、あくまでも「個人的」なゲン担ぎである。
もう一つの呼び名(多分調べればキリが無いほど出てくるのだろうが)が「菊の節句」であり、菊酒を愉しむのが慣わしだとも聞いた事があり、かつて知ったかぶりをして日本酒に菊を浮かべて飲んだ事があるが、「玉杯に花受けて」というような桜ほど淡い匂いでなく、かなりきつい臭いだったので、それ以来やっていないのだが、菊の種類や量にも関係があるのだろうと思うと、いつの日か再挑戦してみたいものだと思う。
結局風流よりも、牧水を気取る訳でもないが、「白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり」と結局私の場合は「酒」にたどり着くための言い訳でしかない。
さればとて、間違いなく日本酒が美味しくなるのはこの時期からで、汗をたっぷりとかいた後のビール(元々好きではないのだが)よりも、チビリチビリとスルメなどの安いつまみで飲む日本酒が恋しくなる。
ちなみに今日は、年に二度の中学同級生との懇親会である。
多分、決して「静かに」とは行かないだろうが。
投稿者:つねちゃん
at 08 :19| グルメ
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